Campeonato Carioca 2006 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜 ホマーリオ政権は持続する。バスコ、昨年に続いて開幕白星発進。
前期グアナバーラ杯 第1節
バスコ・ダ・ガマ 3-1 マドゥレイラ リオ・デ・ジャネイロ州選手権の前期グアナバーラ杯は、1月14日に開幕し、14日と15日に第1節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・サン・ジャヌアーリオで行われた バスコ・ダ・ガマ×マドゥレイラは、MFイーゴリの先制点を皮切りに3点を奪ったバスコが 3-1 でマドゥレイラを退け、初戦を白星で飾った。 試合は、終始バスコのペースで動いた。8分、DFワグネール・ジーニスのクロスをMFイーゴリが頭で合わせて先制したバスコは、63分にMFモライス、67分にはFWアレックス・ジーアスが得点を重ねて、試合を決定づけた。マドゥレイラも1点を返したが、最後までバスコから試合の主導権を奪うことはできなかった。 バスコ・ダ・ガマは、言わずとしれたリオ・デ・ジャネイロの名門。かつては、MFジュニーニョ・ペルナンブカーノ ( ブラジル代表 ) がその名声を欲しいままにしたクラブでもある。昨年はかつての英雄であるFWホマーリオの加入を契機に息を吹き返した。そして、今年は、昨年の「良い流れ」をそのままに順調な滑り出しを見せた。 ヘナット・ガウーショ監督が指揮するバスコは、同世代のFWホマーリオが実質的な実権を有しているが、この両者の関係も意外とうまくいっているようで、良い意味で選手と監督との「距離」を縮めているようだ。監督はホマーリオを介して、若手選手もまた介して互いにコミュニケーションをとっており、これがチームの一体感にも結びついているのである。2003年以降、何ひとつタイトルを勝ち取れていないバスコだが、今年は何かしらの期待を感じさせるものがある。 今年もFWホマーリオを中心とした編成で試合をこなしていくであろうバスコ・ダ・ガマ。MFジュニーニョ・ペルナンブカーノを擁したあの頃の強さを取り戻す日は来るのか。 写真右上; 8分に先制点をマークしたMFイーゴリ ( バスコ・ダ・ガマ ) 。手前に映る11番はFWホマーリオ。
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