ブラジルのクラブチームではありがちの「給料未払い」問題。先日、FWアレックス・ジーアスがバスコ・ダ・ガマを相手どり、労働裁判所に告訴をする可能性があると地元メディアが騒ぎ立てた。

　16日にアレックス・ジーアスが告訴するべく裁判所に手続きを始めたことが報じられると、翌日のチームの練習場には数人の報道陣が詰めかけてアレックス・ジーアスを直撃した。しかし、アレックス・ジーアスは同件に関しては、「まだ決着していないから何も話せない」と取材拒否の姿勢を貫いている。

　一方、バスコのエウリコ・ミランダ会長は「給料の支払いは選手との契約でしっかり定められている。我々は選手との約束は果たしている」と発言。アレックス・ジーアスとの間に確執がないことを強調した。
　だが、報道によればアレックス・ジーアスは４ヶ月前から給料を受け取っていないとも言われており、仮にこれが真実だとするなら、両者の確執は必至。事態が円満におさまるかどうかにも疑問符がつく。