先のリオ・デ・ジャネイロ州選手権でボタフォゴとのクラシコで 3-5 と大敗した名門バスコ・ダ・ガマ。同クラブを指揮するヘナット・ガウーショの心境が語られた。

　「今の我々のチーム状態は、悪いわけではないが断じて良くもない。選手の起用についてもかなり悩んでいるところだ。今のところ私の頭の中では、２トップ ( FWアレックス・ジーアス、FWホマーリオ ) 以外はほぼ白紙の状態。残り９つのポジションも早く固めていかなければ…」。

　つまり、前線の２人以外の選手には、レギュラーが保証されていないということである。保証されていないポジションには、ベテランMFファービオ・バイアーノの名前も含まれている。
　ファービオ・バイアーノは、2004年に ( MSIがスポンサーになる以前の ) コリンチャンスで、昨年はシーズン途中までフルミネンセでそれぞれ活躍してきた。これといった武器はないが、持ち前の精神力と運動量で中盤を支えられる選手。
　そんな彼でさえも、ヘナット・ガウーショを見初めるには至っていないという。バスコ・ダ・ガマの悩みは思いのほか深い。