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Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜

ルシェンブルゴ、今だからこそ言えるレアル・マドリー批判

 サントスのバンデルレイ・ルシェンブルゴ監督が、記者会見で以前指揮していたレアル・マドリーを猛烈に批判した。レアル・マドリーとの縁が完全に切れた今だからこそ言える彼の意見に耳を傾けてみよう。

 「サッカーとは常に何が起こるかわからないスポーツだ。レアル・マドリーは素晴らしいクラブだが、首位戦線から遠のいたというだけで、今季はわずか6試合で私を見限った。6試合だけで評価されたことも理解できないが、そこで解任させる会長も会長だ。宿敵のバルセロナに負けたくないという首脳陣の思惑は理解できるが、そもそもホナウジーニョ・ガウーショを擁するバルセロナと、あのときのレアル・マドリーとを比較すること自体がそもそも筋違いだと私は感じている。レアルの幹部たちが、具体的なビジョンを持たず、やみくもに有名どころばかりを集めたからあのようになっただけのことだ。」

 ルシェンブルゴは、さらにこう付け加えた。
 「余談だが、私は2004年のシーズン途中に、就任当時9位に沈んでいたサントスを引き受けて優勝に導いたことがある。選手と監督というのは信頼関係を築くのに時間が必要で、それはたった数週間で築けるものではない。今、これだけは言える。レアル・マドリーが弱くなったとしても、それは私だけの責任ではない。むしろ、 "サッカーを知らない愚か者ども"が興行目的で有名どころばかりを集めたことに原因がある。それが真実だ 」とバッサリ切り捨てている。

 さらに、同監督は就任当初のあの事件についても触れた。
 「忘れもしない2005年1月5日。レアル・ソシエダと対戦したサンティアーゴ・ベルナベウで爆弾騒ぎがあったことを覚えてるか?あれもまた、私の気分を害した。ファンの心理はわかるが、それがあのような騒ぎを起こしてもよい正当な理由にはならないはずだ。レアル・マドリーはファンも腐っているのか?」

 ルシェンブルゴのレアル・マドリー批判は、これだけで終わるとは思えない。

2006年1月25日
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