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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

八百長事件も最終局面。サンパウロ州内で決着するか?
サンパウロ州サッカー協会の措置と、主犯格の家族への被害が表面化。

 昨年、ブラジルサッカー界を大きく揺るがしたブラジル全国選手権での八百長事件。対象11試合の再試合実施やインテルナシオナウの告訴など、揺れに揺れた同事件のその後を追った。

 現地の大衆紙サンパウロ州新聞によれば、エジウソン・ペレイラ・ジ・カルバーリョ元主審の処遇については昨年から裁判が続いてきたが、その最終決定を下すのは同元主審の地元でもあるサンパウロ州の FPF ( サンパウロ州サッカー協会 ) になるとのこと。

 マスコミは当初「エジウソン・ペレイラ・ジ・カルバーリョに禁固刑か?」と騒ぎ立てたが、FPF はこれを否定しており、同元主審が過去に笛を吹いたサンパウロ州選手権での数試合については八百長がなかったことを確認したという。結果、同元主審は40万ヘアウ ( 日本円で約2,033万円 ) の支払いを命じられるとの見方が強くなっている。
 弁護士のフェルナンド・ファビアーニ・カパーノ氏によると、エジウソン・ペレイラ・ジ・カルバーリョ元主審は長期間の拘束による精神的な衰弱が激しいとのことで、世間では一日も早い解決を唱える声も一部あがっているようだ。


 ところで、この事件の余波がとんでもないところで悪影響を及ぼしている。一連の報道がなされた際、とある媒体がエジウソン・ペレイラ・ジ・カルバーリョ元主審の娘の写真を公にしたことがきっかけとなり、娘が学校や街中であらぬ嫌がらせを受けていることが表面化したのだ。
 何の罪もない家族までもが被害を受けている件に関しては、より迅速な措置と早急な解決がなされなければならない。

 写真; 報道陣に取り囲まれ、憔悴した表情を隠せないエジウソン・ペレイラ・ジ・カルバーリョ元主審。

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