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Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜

テベスが州選手権第2節を欠場した理由。

 サンパウロ州選手権第2節を欠場したFWカルロス・テベス ( アルゼンチン代表 ) が、第3節からは再びスタメンで起用してもらえるよう、アントーニオ・ロペス監督に懇願しているらしい。

 テベスは1月12日に行われた同州の選手権第1節終了後に、急遽ブエノスアイレス ( アルゼンチン ) へと渡航。帰国が16日に延びたため、第2節を欠場していた。その第2節では彼に代わって起用された若手FWハファエウ・モウラが結果を残した。これに危機感を募らせたFWテベスは、監督に直談判して戦列復帰を懇願する行動をとったとみられている。

 ところで、なぜテベスは急にアルゼンチンに帰国したのか。これを巡って、ブラジルのマスコミとテベス本人との間で主張が食い違っているらしい。前者は「テベスは、古巣ボカのオフシーズン練習に参加したりブエノスアイレスに帰国するなど、個人的な理由で帰国した。チーム ( コリンチャンス ) のことなど考えていない」と書き立てたが、後者はこれを真っ向から否定。
 「家族の問題があり、どうしても帰らざるをえなかった」とテベスは弁解した。その上で「その問題は解決したから、今後はこのような行動はとらない」と付け加えた。しかし、テベスの弁解を聞く前から前者の書いた新聞記事を読んでしまったサポーターは、テベスの行動に異論をとなえているという。さらには、テベスのいない試合でチームが 5-1 で快勝したこともテベス批判に拍車をかけているようだ。

 2年連続で南米最優秀選手に輝いたテベスだが、たったひとつの行動がきっかけでコリンチャンスでスタメンの地位を失ってしまうのだろうか。

2006年1月18日
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