Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜 コリンチャンス監督が信頼する2人の生え抜き。コリンチャンスのアントーニオ・ロペス監督が、世間の批評をよそに2人の選手の重要性を強調した。それに該当する2人とは、MFウェンデウとDFマリーニョだった。 先の州選手権第1節でコリンチャンスが敗れた際、最も大きなブーイングをくらったのはMFウェンデウ。彼はその試合中にしばしば決定的なミスを犯してしまい、「彼のせいで守備から攻撃へのスムーズな転換ができなかった」というのが世間の批評だった。 だが、これをアントーニオ・ロペス監督は一蹴し、ウェンデウを擁護した。「彼は名前以上に実力のある選手だと、私は思っている。第1節では確かに 100% でなかったかもしれないが、コンディションさえ整えば何ら問題はない」。 さらに、同監督は、今季まだ試合に出ていないDFマリーニョを切り札としてとりあげてもいる。2000年にバスコ・ダ・ガマをトヨタカップへと導き、さらに昨年にはアトレチコ・パラナエンセをリベルタドーレスの決勝まで導いたブラジルきっての名将だが、そんな彼をもってしても今のコリンチャーノを納得させることに、大変苦労しているようだ。 2006年1月21日
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