Primera Liga Argentina 2005/2006 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 可もなく不可もなく。後期リーグ開幕戦は 1-1 のエンパテ。
後期 第1節 ベレス・サルスフィエール 1-1 サン・ロレンソ
アルゼンチン1部リーグは、1月27日に 2005-2006 シーズンの後期リーグが開幕。1月27日〜1月29日に第1節が行われた。首都ブエノスアイレスのエスターディオ・アマルフィターニで行われた ベレス・サルスフィエール×サン・ロレンソ は、1-1 で引き分けて勝ち点1ずつを分け合った。 試合は、両者ともに連携に難を残す内容だった。前半は両者ともに相手の出方をうかがう慎重な攻めに終始した。0-0 のまま迎えた71分、FWローランド・サラーテが抜け出してシュートを決めてベレスが先制した。ところが、その3分後にペナルティエリア内でファウルをもらったサン・ロレンソは、GKセバスティアン・サーハがPKを落ち着いて蹴りこんで同点とする。ホームでの初戦は是非勝っておきたいベレスはその後、FWカストロマンらを中心に攻めたが追加点を奪うことはできなかった。 ベレスは、その昔GKホセ・ルイス・チラベル ( 元パラグアイ代表 ) が名を馳せたクラブとして有名。昨季の後期リーグで優勝した強豪で、トヨタカップで来日したこともあるクラブだ。堅実な戦いぶりに定評のある同軍は、FWサラーテ、FWカストロマン ( 元ラツィオ ) ら主力に正当な評価を報酬を与えることで選手の流出と戦力の低下を阻止している。今年もまたファンを楽しませてくれそうだ。 対するサン・ロレンソは、昨年の後期リーグで下位に沈んだものの、今季は調子を多少持ち直したクラブ。FWクラウディオ・アコスタにボッティネッリ兄弟と楽しみな若手が台頭するチームだが、そんなチームだからこそベテランの存在は不可欠。そう考えた首脳陣は、なんとイタリアのユベントスからDFパオロ・モンテーロ ( ウルグアイ代表 ) を獲得したのだ。ベテランと若手との間で連携がうまくとれれば、今年のサン・ロレンソは興味深い存在になるかもしれない。
写真右上; 71分、先制となるゴールを決めて喜ぶFWローランド・サラーテ ( ベレス ) 。
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