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Primera Liga Argentina 2005-2006 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

リーベルの現有戦力に疑心暗鬼の新監督

 先日、リーベル・プレートの監督に就任したダニエル・パサレラ ( 元アルゼンチン代表監督 ) が、チームの現状に対する不安を口にした。

 今週にはリベルタドーレスの予備戦に挑むリーベル。パサレラが口にした不安は、リベルタドーレスに関することだった。
 「予備戦は勝ち抜けられると思うが、グループリーグについては予測不可能だ。現状の戦力で判断するなら、得られる勝ち点は 6〜7 といったところかもしれない。」

 これは、実に奇妙なコメントだった。リーベルは予備戦を勝ち抜けるとグループ8に参加することが決まっている。そのグループで争う相手は、エル・ナシオナル ( パラグアイ ) 、リベルター ( エクアドル ) 、パウリスタ ( コッパ・ド・ブラジル優勝 ) の3者。いずれもリーベルより格下であるクラブと戦えるにもかかわらず、パサレラからは強気の発言が出なかった。

 おそらく、パサレラはリーベルの選手たちを発奮させるべく、あえてこのようなコメントを残したのかもしれない。だが、まだ現場にも立ち会っておらず、実際に選手と接してもいないパサレラが、現場に入る前にこのような発言をするようだと、選手との信頼関係もろくに築いていけないのではないか。これは絶対的な強さを誇った名門の「あるべき姿」ではない。
 疑心暗鬼のパサレラを良い意味で裏切れ。リーベル・プレートの目標は、1996年以来 10年ぶりのリベルタドーレス優勝である。

2006年1月24日
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