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Primera Liga Argentina 2005-2006 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

強さを誇示していたあの頃へ…。続々と加入する才能たち。
リーベル・プレートのオフシーズン大規模補強の全容

 今月末に開幕するコッパ・リベルタドーレス、そして来月に開幕する後期リーグに備えて、アルゼンチンの名門リーベル・プレートが大規模な補強を続けている。そして1月17日。リーベル・プレートは、スペインのビジャレアルからFWルシアーノ・フィゲロア ( アルゼンチン代表 ) を獲得したと発表した。

 ルシアーノ・フィゲロアは現在24歳。ロサーリオ・セントラルでデビューし、その後バーミンガム・シティ ( イングランド ) 、クルス・アスル ( メキシコ ) 、ビジャレアル ( スペイン ) と海を越えてクラブを渡り歩いてきた。一昨年ほど前からはアルゼンチン代表にも定着し、FWクレスポ、FWサビオラ、FWリオネル・メッシーらと熾烈なポジション争いを演じている。
 このたび、フィゲロアはペッケルマン ( アルゼンチン代表監督 ) の目に留まりやすいクラブでプレイすることで、代表入りをアピールする目的から、母国のクラブからのオファーにも前向きな姿勢を示しており、それが形になったということのようだ。

 地元メディアの報道によれば、ビジャレアルが400万ドルのうち半分のパスをリーベル側から受け取ることで、フィゲロアの放出に同意したことが報じられている。これに基づいて、フィゲロアのリーベル入りはほぼ確定的となり、1月17日にフィゲロアはブエノスアイレスに到着したようだ。

 ちなみに、補強はフィゲロアだけでなく、今季ブラジル全国選手権2部に降格したアトレチコ・ミネイロに所属するパラグアイ人MFフリオ・セーサル・カセレスを、6ヶ月間のローン契約で獲得することもすでに決定していた模様だ。

 さらにメルロ監督を更迭したリーベルは、ダニエル・パサレラ ( 元コリンチャンス監督 ) を新監督として招聘しただけでなく、ロサーリオ・セントラルからMFパウロ・フェラーリを、インデペンディエンテからMFルーカス・プシネーリを、そしてサンタ・フェ・デ・ボゴタ ( コロンビア ) から若手のMFファン・カルロス・トーハ・ベーガも獲得した。
 今回獲得したルシアーノ・フィゲロアは、このオフシーズンの5人目 ( パサレラ監督の加入を除くと4人目 ) の補強となった。

 しかしこれでもまだ補強が必要と判断したリーベルの首脳陣は、さらに3選手を獲得候補にリストアップ。コロンビアのアトレティコ・ナシオナルに所属するMFウーゴ・モラーレス、ドイツのヴォルフスブルクに所属するMFアンドレス・ダレッサンドロ、オランダのアヤックスに所属するFWマウロ・ロサーレスの3人が、それに該当している。

 リーベルを取り巻く環境は大きく激変しつつある。絶対的な強さで一斉風靡したあの頃へ…、果たして彼らの視界は良好なのか。

 写真; リーベルに移籍したFWルシアーノ・フィゲロア ( アルゼンチン代表 ) 。

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