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FIFA Copa do Mundo 2006 〜 ワールドカップ2006 ドイツ大会 〜

セレソン陣営は余裕の笑み。 アルヘンはまたしても死のグループへ…
ドイツ大会の組み合わせ抽選会が終了

 12月9日。FIFAワールドカップ2006ドイツ大会の組み合わせ抽選会が、ドイツのライプチヒで行われた。ペレをはじめ、ベッケンバウワー、クライフ、マテウスなど蒼々たる顔ぶれが揃った中で行われた抽選会では、南米各国の明暗がくっきりと分かれた。

 南米予選を1位で通過したブラジルは、F組のシードに選出された。セレソンの対戦相手となるのは、クロアチア、オーストラリア、そして日本と決まった。いずれもブラジルより格下であるせいか、それともディフェンディング・チャンピオンならではの貫禄からか、カルロス・アウベルト・パヘイラ監督を初めとするセレソンの陣営からは、余裕の笑みがこぼれていた。この決定を受け、ブラジル国内でもワールドカップのグループリーグの話題が沸騰したが、皆一様に楽観視するものばかりだった。

 一方、またもや死のグループに組み込まれたのがアルゼンチンだ。こちらは、無失点の3連勝でグループリーグを難なく突破した1998年は抽選に恵まれたが、2002年の韓日大会では、スウェーデンやイングランド、ナイジェリアという激戦区にぶち当たり、勝ち点差1及ばずグループリーグ敗退の憂き目に遭った。前回の屈辱を晴らすためにもグループリーグ突破は絶対であるアルゼンチンだが、ドイツ大会でもまた死のグループに組み込まれた。FWディディエ・ドログバを擁するコートジボアール、ストイコヴィッチ世代以来のワールドカップ出場に燃えるセルビア・モンテネグロ、さらには優勝候補の一角でもある強豪オランダと実力派が揃いに揃った最激戦区を突破しなければならない。現在の代表は、かつてないほどの最強メンバーが揃ってはいる。不安も杞憂に終わればよいが、前回大会のようなグループリーグ敗退という「事故」だけは是が非でも避けなければならない。

 同じく南米予選を4位で通過したエクアドルも、本大会では厳しい戦いを強いられそうだ。ホスト国ドイツのA組に入ったエクアドル。他にはポーランド、コスタリカと決して油断できる相手ではない。戦力的には、ドイツが一歩抜け出ており、他3チームが三つ巴といったところだ。グループ2位以内の可能性はあるにはあるが、油断はできないだろう。

 最後にグループBに入ったパラグアイだが、こちらもまたグループリーグ突破が微妙なところだ。有力視されているのは、イングランドとスウェーデンの2強であり、パラグアイは戦力面ではやや見劣りしてしまう。お家芸でもある守備で、FWウェイン・ルーニー ( イングランド ) やFWズラタン・イブラヒモヴィッチ ( スウェーデン ) を止めることができるか、と聞かれれば、難しいのが現実であろう。

 南米4カ国の明暗がくっきりと分かれた組み合わせ抽選会であった。

 写真右上; 抽選結果に余裕の笑みをうかべるカルロス・アウベルト・パヘイラ監督 ( ブラジル / 写真左 ) とマリオ・ザガロ テクニカルディレクター ( 写真右 ) 。
 写真左上; 最激戦区となったグループC。
 写真右下; 抽選会終了後、ジーコ ( 日本代表監督 / 写真右 ) と笑顔で握手を交わしたカルロス・アウベルト・パヘイラ監督 ( 写真左 ) 。

Primero Liga 2005 〜グループリーグ〜

※…各グループの上位2チームが、決勝トーナメントへ進出。
GRUPO A
ドイツ
コスタリカ
ポーランド
エクアドル
GRUPO B
イングランド
パラグアイ
トリニダード・トバゴ
スウェーデン
GRUPO C
アルゼンチン
コートジボワール
セルビア・モンテネグロ
オランダ
GRUPO D
メキシコ
イラン
アンゴラ
ポルトガル
GRUPO E
イタリア
ガーナ
USA
チェコ
GRUPO F
ブラジル
クロアチア
オーストラリア
日本
GRUPO G
フランス
スイス
韓国
トーゴ
GRUPO H
スペイン
ウクライナ
チュニジア
サウジアラビア
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