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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

ホドリーゴ・タバタ、ついにビッグクラブ入りか? MSI がゴイアスと直接交渉。
MSI のコリンチャンス大改造計画 第12弾

 ブラジル全国選手権で好成績を残したコリンチャンスが、今季主力としてゴイアスを牽引した24歳の日系三世MFホドリーゴ・タバタの獲得に向けて動いていることがわかった。さらには、昨年の優勝に貢献したMFヒカルジーニョ ( サントス / ブラジル代表 ) にも興味を示しているという。来年はコッパ・リベルタドーレスへの出場も決まっているコリンチャンスは、さらなる補強を目指している。

 まずコリンチャンスが狙っているのは、今季ゴイアスを3位に導いた原動力の一人でもあるMFホドリーゴ・タバタ。昨年まではFWの一角を担っていたが、今季は背番号10を身につけ2列目にコンバートされた。ジェニーニョ監督のこの英断によって、ホドリーゴ・タバタには司令塔というオプションが加わり、プレイの幅がより広がったのである。シュートやスルーパスなど多彩な一面を見せる彼の最大の武器は、やはりフリーキックだ。右足から放たれるボールの精度が高く、セットプレイからチャンスメイクできる。コリンチャンスは、ホドリーゴ・タバタの右足の精度に一番の魅力を感じたようだ。
 現在 MSI はゴイアスに乗り込み、クラブ関係者やMFホドリーゴ・タバタの代理人とも接触しているとのこと。2008年12月31日までゴイアスとの契約が残っているだけに、MSI は多額の移籍金を用意して日系三世の獲得に意欲を燃やしているようだ。

 次に噂にあがったのは、現在ブラジル代表にも抜擢されているMFヒカルジーニョ ( サントス ) 。昨年サントスがブラジレイロンで優勝した際、主軸の一人として大活躍したのは周知の事実であり、ヒカルジーニョに対しては、MSI も1年前から獲得の意志を示していた。当時はこの話は実現しなかったが、FWホビーニョらの放出でサントスが衰弱化した今回は別だと思われる。ちなみに、ヒカルジーニョの獲得について MSI は、ホドリーゴ・タバタの交渉が破談したときの“保険”としてとらえているらしく、コリンチャンスのアンドレス・サンチェス副社長は「我々が今最も欲しいメイヤー ( 中盤 ) は、ホドリーゴ・タバタだ」とまで発言した。ホドリーゴ・タバタを獲得できた暁にはヒカルジーニョについては諦めるかもしれないことも示唆しており、ホドリーゴ・タバタの評価が現役ブラジル代表を超えたという意味にもとれる。

 現在、ゴイアスとMSI の交渉の結論を待っているMFホドリーゴ・タバタ。評価がうなぎのぼりの日系三世のコリンチャンス入りは、成るのだろうか。

 写真; DFパウロ・バイエルと一緒に“揺りかご”ダンスに加わるMFホドリーゴ・タバタ ( 写真左 ) 。

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