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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

“息子たち”を求めて三千里? 復活の鍵をポルトガルに託したかったサントス。
サントス、FWデイビッジとMFジエーゴの引き戻し交渉に挑み、決裂。

 今年のブラジル全国選手権で10位とふるわなかったサントスが、黄金期復活をポルトガルに求めているらしい。ブラジルの大手放送局ラジオ・グローボによると、サントスのマリオ・メッロTD ( テクニカルディレクター ) がリスボンやポルトに出向いているとのこと。お目当ては当然ながら、かつてサントスで名声を手にしたあの選手たちだ。

 まず、メッロ氏は、2002年の優勝の大きな原動力になったMFジエーゴ ( FCポルト ) の獲得をもくろみ、ポルトとの交渉に向かった。しかし、FCポルト側は加入以降コンスタントに試合に出ているジエーゴの放出には難色を示しているらしく、ジエーゴのサントス復帰は現実的には難しそうだ。

 そして、次にサントスが獲得を希望しているのが、現在スポルティング・リスボンに在籍中のFWデイビッジ。しかし、ジエーゴと同様こちらもまた、交渉は難航しているようだ。クルゼイロとサントスの2チームで連覇を果たした点取り屋はスポルティング・リスボンでもゴールを決めてはチームに貢献しており、クラブ側としても苦労してサントスから獲得した戦力をみすみす返すつもりもないとのこと。
 さらにデイビッジの妻がポルトガル人であることから、デイビッジ自身にポルトガル国籍を取得できる環境が整ったこともブラジルに帰りたがらない理由のひとつと、ラジオ・グローボは指摘している。デイビッジは、過去にユースを含めてセレソンのユニフォームに袖を通したことがなく、もしポルトガル国籍を取得すればポルトガルA代表に入る資格が持てるようになる。ホナウド、アドリアーノ、ホビーニョなど蒼々たる面子が揃ったセレソンよりも、ポルトガル代表のほうが出場機会も巡ってきやすいと、デイビッジは考えているのかもしれない。デイビッジがポルトガル代表に入りたがっているのかどうかはともかく、サントスへの復帰はないと判断するのが妥当であろう。

 サントスは引き続き、来年へ向けた補強策を練り続けると思われる。しかし、一度失った戦力を取り戻すことは容易でないことがわかった今、別のプランを立て直すことを迫られている。“母”ではなく息子たちを求めて三千里。サントスの黄金期復活への道のりと、主人公マリオ・メッロの旅路は、思いのほか険しい。

 写真; ポルトガルのスーペルリーガでも活躍中のFWデイビッジ ( スポルティング・リスボン / 写真右 ) 。

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