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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

会長選挙を終えたボタフォゴの、新監督候補に挙がった名前はベベット。
ボタフォゴの2006年チーム構想

 2004年の低迷から一転、今年は一時首位戦線に絡むなど復活の兆しをみせたリオ・デ・ジャネイロの名門ボタフォゴの、会長選挙が12月8日に行われた。そして、このたび新会長に就任したジョルジ・アウレーリオ・ドミンゲス氏の口から、ベベット監督案が発せられた。1994年のワールドカップUSA大会で、FWホマーリオとともにゴールを量産したベベット氏は、果たしてボタフォゴの新監督に就任することとなるのか。

 ボタフォゴの新会長選挙は、現職のマルコス・ポルテーラ氏と、ベベット監督案を公約にして挑んだジョルジ・アウレーリオ・ドミンゲス氏とのマッチレースになり、得票数差111で後者が圧勝した。マルコス・ポルテーラ氏は副会長の座に天下りするが、実質的な権限はすべてジョルジ・アウレーリオ・ドミンゲス氏に委ねられることになった。そして、新会長は公約通り、ベベットに監督就任を要請する準備を始めたという。

 2005年のボタフォゴは、知将ペリクレス・シャムスカ氏を招聘したのが成功し「勝てるチーム」へと変貌。開幕からしばらくは常に上位に位置しつづけた。ところが、そのペリクレス・シャムスカ氏が突然大分トリニータ ( 日本 ) に“移籍”してから、ボタフォゴの勢いは減速の一途をたどり、優勝とは無縁の9位に終わってしまった。このことから、監督次第でチームの明暗が分かれることを悟ったボタフォゴは、選挙前からベベット監督案を掲げていたジョルジ・アウレーリオ・ドミンゲス氏を指示するほうへと傾いたようだ。
 しかし、当のベベット本人は「ボタフォゴからは何のアプローチもないよ」と監督就任の噂を否定しているらしく、ボタフォゴの新監督が誰に落ち着くかはまだわからない。また、ベベットが監督としての腕も未知数である。今後のボタフォゴ、およびベベットの動向に注目しておきたい。

 写真; 1994年ワールドカップでの活躍が記憶に新しいベベット氏 ( 元ブラジル代表FW ) 。

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