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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

「来年もコリンチャンスに残る」 テベスがブラジレイロン最優秀選手賞を受賞。
Campeonato Brasileiro 2005 AWARDS

 12月5日、ブラジルの旧首都でもあるリオ・デ・ジャネイロで、2005年のブラジル全国選手権を締めくくる「ブラジレイロン・アウォーズ」が開かれた。この式典では、この1年を通じて活躍した選手を表彰するものであり、国内の主要マスコミやジャーナリスト、さらにはファン投票などを元に選出される。そして開かれた今季のアウォーズでは、最も輝いていた選手に贈られる「最優秀選手賞」にアルゼンチン代表FWカルロス・アルベルト・テベス ( コリンチャンス ) が選ばれた。壇上で満面の笑みを浮かべたテベスの表情が、なんとも嬉しそうなのが印象的だった。

 最優秀選手賞に選ばれたテベスは、今月を以て欧州に移籍するという噂がふくらんでいた。ところが、コリンチャンスが性に合うからか、はたまたペッケルマン監督の目に留まりやすい国でプレイすることでワールドカップでの代表選考に入りたいとの気持ちからか、「2006年12月まで、テベスはコリンチャンスに残ると思う。その確率は99%以上だ」と彼の代理人が発言。身も心もブラジルであと1年過ごすことになったテベスは、この日の表彰式で顔をゆがませて喜びながら、コリンチャンス残留の真相を語った。
「コリンチャンスはぼくを復調させてくれたクラブだから、感謝しているんだ。それに、南米のサッカー選手なら、リベルタドーレスに出られるチャンスがあるのに、それを無視するわけにはいかないだろ?(笑) リベルタドーレスでもコリンチャンスの一員としてチームに貢献したいと思ったんだ」。
 どうやら、テベスはことのほかブラジルになじんでいるようだ。ちなみに、ポルトガル語にはまだ苦手意識が残っているという。

 他に、得点王に輝いたFWホマーリオ ( バスコ・ダ・ガマ ) や、最優秀センターバック賞のDFディエーゴ・ルガーノ ( サンパウロ ) 、さらに最優秀監督賞に選ばれたムリシ・ハマーリョ ( インテルナシオナウ ) など、蒼々たる顔ぶれが揃った中で式典は進み、そしてブラジレイロン・アウォーズは幕を閉じた。

 同式典で公表された各ポジションのベスト3は、以下の通り。

 写真; 最優秀選手賞に選ばれて嬉しそうなFWカルロス・テベス ( コリンチャンス ) 。



▼ ブラジレイロン・アウォーズ 各部門ベスト3

ゴールキーパー
1位: ファービオ・コスタ  ( コリンチャンス )
2位: ホジェーリオ・セーニ  ( サンパウロ )
3位: アルレイ  ( ゴイアス )

右サイドバック
1位: ガブリエウ  ( フルミネンセ )
2位: シシーニョ  ( サンパウロ )
3位: パウロ・バイエル  ( ゴイアス )

センターバック
1位: ディエーゴ・ルガーノ  ( サンパウロ )
2位: ベトン  ( コリンチャンス )
3位: アンドレ・ジーアス  ( ゴイアス )

センターバック2
1位: カルロス・ガマーラ  ( パウメイラス )
2位: アンドレ・レオーニ  ( ゴイアス )
3位: マリーニョ  ( コリンチャンス )

左サイドバック
1位: グスターボ・ネーリ  ( コリンチャンス )
2位: ミシェウ・バストス  ( フィゲイレンセ )
3位: ジョルジ・ワグネール  ( インテルナシオナウ )

ボランチ
1位: マルセーロ・マットス  ( コリンチャンス )
2位: ミネイロ  ( サンパウロ )
3位: マルコン  ( フルミネンセ )

ボランチ2
1位: チンガ  ( インテルナシオナウ )
2位: ホジネイ  ( コリンチャンス )
3位: アロウカ  ( フルミネンセ )

右オフェンシブハーフ
1位: ペトコヴィッチ  ( フルミネンセ )
2位: ジュニーニョ・パウリスタ  ( パウメイラス )
3位: カルロス・アウベルト  ( コリンチャンス )

左オフェンシブハーフ
1位: ホージェル  ( コリンチャンス )
2位: ヒカルジーニョ  ( サントス )
3位: ホドリーゴ・タバタ  ( ゴイアス )

フォワード
1位: カルロス・テベス  ( コリンチャンス )
2位: フェルナンドン  ( インテルナシオナウ )
3位: エジムンド  ( フィゲイレンセ )

フォワード2
1位: ハファエウ・ソービス  ( インテルナシオナウ )
2位: ホビソン  ( パイサンドゥ )
3位: アレックス・ジーアス  ( バスコ・ダ・ガマ )

監督
1位: ムリシ・ハマーリョ  ( インテルナシオナウ )
2位: アベウ・ブラーガ  ( フルミネンセ )
3位: ジェニーニョ  ( ゴイアス )

主審
1位: レオナルド・ガシーバ  ( ヒオ・グランジ・ド・スウ州出身 )
2位: カルロス・シモン  ( ヒオ・グランジ・ド・スウ州出身 )
3位: ワグネール・タルデッリ  ( ゴイアス州出身 )




▼ ブラジレイロン・アウォーズ その他のシーン


↑ 優勝したコリンチャンス。トロフィーを掲げているのはDFベトン。


↑ 39歳、ブラジレイロン史上最年長得点王に輝いたFWホマーリオ ( バスコ・ダ・ガマ ) 。


↑ MFペトコヴィッチ ( フルミネンセ / 写真左 ) とMFカルロス・アウベルト ( コリンチャンス / 写真右 ) 。


↑ FWエジムンド ( フィゲイレンセ / 写真左 ) とFWカルロス・テベス ( コリンチャンス / 写真右 ) 。


↑ DFガブリエウ ( フルミネンセ / 写真左 ) とDFパウロ・バイエル ( ゴイアス / 写真右 ) 。


↑ FWハファエウ・ソービス ( インテルナシオナウ / 写真左 ) とFWアレックス・ジーアス ( バスコ・ダ・ガマ / 写真右 ) 。


↑ 左から、MFヒカルジーニョ ( サントス ) 、MFホドリーゴ・タバタ ( ゴイアス ) 、MFホージェル ( コリンチャンス ) 。


↑ この式典を興味深く鑑賞し、最後に感想を述べたブラジル代表のカルロス・アウベルト・パヘイラ監督 ( 写真左 ) 。



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