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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

至高の栄誉を誇示せよ。サンパウロのお祭り騒ぎはオールナイトで…
地元に帰ってきた選手らを迎え、優勝の歓喜に浸るコリンチャーノ

 "最終順位を示す電光掲示板"には依然「審議」が灯ったまま、順位の確定しない今季のブラジル全国選手権。そこで暫定的に首位の座を守り通したコリンチャンスの選手たちが12月4日深夜、地元であるサンパウロに到着した。彼らを出迎えたのは地元のマスコミ、そして数え切れないほどのコリンチャーノ( コリンチャンスのサポーター ) 。最終決定を待たずして、サンパウロの街はすでにお祭りムード一色と化していた。

 コリンチャンスは今季、勝ち点81の首位でシーズンを終了。そのうちの勝ち点9ほどが、八百長事件の再試合によってもたらされたものであった。もし八百長が発覚していなければ、コリンチャンスは首位に立てていなかったとする見方が強いため、彼らの優勝を不服としたインテルナシオナウが STJD に上告したことから、今季のブラジル全国選手権は最終節を終えてから暗礁に乗り上げてしまったのであった。
 しかし、何はともあれ現実は「コリンチャンスが首位である」ということ。おそらく、順位が覆ることはないだろうとするのが大方の予測だ。そして、誰よりもコリンチャンスの優勝を信じてやまないコリンチャーノがいち早く優勝を騒ぎ立てている点も考えれば、ほぼコリンチャンスの優勝とみて間違いないのであった。

 かくして、コリンチャンスはその翌6日には、パルケ・サンジョルジを拠点とする優勝パレードを行った。世界的にも"熱い"ことで知られるコリンチャーノは、このパレードで優勝を確信して狂喜乱舞。STJD の判決もインテル優位に働くことはないと見られており、コリンチャンスが6年ぶりの優勝を確定させるのも時間の問題となっている。
 審議が起これど順位は変わらず。これもまた、競馬場でよく目にする光景だ。今年はコリンチャンスが優勝した。そして、インテルナシオナウが優勝するという"シナリオ"は消し去られたのであった。

 写真; 優勝を手にサンパウロに凱旋したコリンチャンス。選手の乗ったバスを取り囲んで喜びを共有しているのはコリンチャーノ。

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