Primera Liga Argentina 2005/2006 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 エル・モニュメンタルで躍動する、首位のクラブはヒムナシア。 前期第17節 リーベル・プレート 1-3 ヒムナシア・ラ・プラータ アルゼンチン1部リーグは、11月27日に前期第17節が行われた。ブエノスアイレスのエル・モニュメンタルで行われた リーベル・プレート×ヒムナシア・ラ・プラータ は、FWゴンサーロ・バルガスの2ゴールなどで計3点を奪ったヒムナシア・ラ・プラータが、エル・モニュメンタルで勝ち点3を獲得した。 試合は、ヒムナシア・ラ・プラータが支配する一方的な展開になった。序盤からボールをまわしていたヒムナシアは、23分にMFルーカス・ロボスが先制ゴールを決めると、37分にはMFマティアス・エスコーバルのクロスにFWゴンサーロ・バルガスが合わせて2点のリードを奪った。ヒムナシアはさらに後半も早い時間帯に再びFWゴンサーロ・バルガスのゴールで3点を奪い、リーベルの戦意を奪った。エル・モニュメンタルでは今季何度も目にする光景がこの日も展開されていた。対するリーベルは、主審の判定に対して暴言を吐いたMFガジャルドが一発レッドで退場するなど自滅し、勝利とは縁のない試合を演じてしまった。 シーズン序盤に落とした勝ち星が影響し、出遅れた形のリーベル・プレートは、この日の負けで7位まで順位を落とした。FWサラス ( チリ代表 ) の後釜として獲得したはずのFWグスターボ・オベルマンら新戦力がまだチームになじんでおらず、戦力が安定しない状態で今季に突入してしまったのが今の結果に大きく影響している。アストラーダ元監督の改革が身を結ばなかったのを今さら嘆いても、あとのまつり。来月からのオフシーズンの間に即戦力となる人材を獲得しなければ、復活の道はないだろう。 対するヒムナシア・ラ・プラータは、エル・モニュメンタルで貴重な勝ち点を獲得。リーベルを相手にワンサイドゲームを演出し、首位の座を守った。2位ボカとの勝ち点差は1と、油断できる状況にはないが、それでも激戦の1部リーグで首位に立っていることは、評価に値する充分な結果である。このまま首位を堅守して、優勝することができるか。栄光まであと2試合。まだ気は抜けない。 その他の試合では、ホームで敗れた3位ベレスを差し置いて、4-0 で快勝したインデペンディエンテが3位に浮上。優勝の可能性はインデペンディエンテまでの3チームに絞られた。また、昨年リベルタドーレス出場権を獲得したバンフィエールが、リーベルを抜いて6位に浮上している。一方、下位に沈むのは昇格組の二者とインスティトゥート。1部残留を目指すためには、この前期で少しでも勝ち点を得ておく必要がある。
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