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UEFA Champions League 2005-2006 〜UEFAチャンピオンズリーグ〜

大舞台を前に靱帯を損傷… ヒカルド・オリベイラ、W杯出場は絶望的。
ヒカルド・オリベイラ、チェルシー戦で膝の靱帯を損傷。

 ブラジル代表期待の点取り屋に、悪魔が降臨した。パヘイラ監督 ( ブラジル代表 ) から高い評価を受けていたFWヒカルド・オリベイラ ( ベティス ) が、先の UEFA チャンピオンズリーグのグループリーグ ( 対チェルシー戦 ) で負傷し担架で運び出された。診断の結果、右膝靱帯の損傷が判明。復帰は早くてもシーズンオフになるとのこと。来年に控えたワールドカップの本戦に出場できない可能性が高くなった。

 それは、セレソンはもちろん、ブラジル国民にとっても決して笑い事では済まされない大事故だった。FWヒカルド・オリベイラが試合中に相手選手と激しく衝突。そのままピッチに倒れたヒカルド・オリベイラは、立ち上がることもできず担架で運び出された。当初、ヒカルド・オリベイラの負傷は全治2ヶ月程度との憶測もあったが、診断の結果、右膝の靱帯が切れており、全治4ヶ月であることが判明。靱帯損傷の場合、完治してもすぐにピッチでプレイできるわけではなく、数ヶ月のリハビリが必要となる。それは、将来を嘱望された選手の、ワールドカップ出場の可能性が潰えた瞬間でもあった。

 この出来事に最も強いショックを受けたのは、カルロス・アウベルト・パヘイラ監督だった。セレソンを率いる彼は、スタメンで出場させる機会こそ少なかったが、ヒカルド・オリベイラの能力には高い評価を与えていた。それは、代表の試合があるたびにその都度ヒカルド・オリベイラを召集してきたことからも、見てとれる。パヘイラは「ホナウドやアドリアーノとは異なるタイプではあるが、近い将来ブラジルを代表する選手になる」と、ヒカルド・オリベイラをベタ褒めしていた。そんなパヘイラだからこそ、強いショックを受けたのだろう。

 12日にUAE戦を控えているセレソンは、数日前にヒカルド・オリベイラの召集を公表していたが、この事故によって新たなフォワード探しを迫られることとなった。また、チャンピオンズリーグを戦うベティスにとっても、ヒカルド・オリベイラの戦列離脱は大きな痛手であることは、言うまでもない。

 写真; チェルシー戦で右膝を痛め、担架で運ばれたFWヒカルド・オリベイラ ( ベティス / ブラジル代表 ) 。全治4ヶ月という重い診断結果が出た。

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