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Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜 ダークホースから本命へ。カトーリカ、２点を奪う有利なエンパテ。
準決勝 1st.Leg ボカ・ジュニオールス 2-2 ウニベルシダー・デ・カトーリカ
コッパ・スダメリカーナは、11月23日に準決勝の 1st.Leg が行われた。ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ボカ・ジュニオールス×ウニベルシダー・デ・カトーリカ は、臆することなく戦ったウニベルシダー・デ・カトーリカがアウェイゴールを２点も奪って引き分けた。 ディエゴ・マラドーナ氏も観戦に訪れていたこの試合は、ボケンセ ( ボカ・ジュニオールスのサポーター ) の大声援を背にボカが序盤から主導権を握った。得点を奪うことはできず、0-0 で後半に突入した。後半、ボカは動きの悪かったMFネリ・カルドーソに代えてMFフェデリコ・インスーアを投入。すると、先の対ベレス戦でも２点をあげた男が、ここでも結果を出した。70分、FWギジェルモ・バロシュケロットのクロスにMFフェデリコ・インスーアが合わせて、待望の先制点を奪った。 ところが、ボカの一瞬の気の緩みを突いたウニベルシダー・デ・カトーリカは、MFダリオ・コンカのセットプレイからDFファクンド・インボーデンがヘッドで同点とすると、その２分後にも畳み掛けるかのように追加点を奪取。なんと、ラ・ボンボネーラで逆転に成功した。焦ったボカは反撃に終始し、83分にFWマルティン・パレルモが鮮やかなボレーシュートを決め、同点として試合を終えた。 
ボカ・ジュニオールスは、昨年のスダメリカーナ王者。今季も準決勝まで進み、連覇まであと少しのところまで来ている。しかし、絶対優勢と言われながらアウェイゴールを２点も与えてしまったことで、次節の戦い方にも影響が出た。次節、ボカは１点以下の引き分けで敗退、2-2 の引き分けだとアウェイでの延長戦にもつれこむ。3-3 以上のスコアで引き分けるなら話は別だが、次節は勝つ以外に道はないと考えたほうがいいだろう。優勝の懸かった国内リーグと並行して戦わなければならないボカ。最近低調のMFダニエル・ビロスやMFネリ・カルドーソらの奮起が待たれる。ウニベルシダー・デ・カトーリカは、対するウニベルシダー・デ・カトーリカは、絶対アウェイのこの試合を積極的に戦い、価値ある２点をマークした。これで次節をホームで優位に臨める条件も揃ったと言えるだろう。南米各メディアのスダメリカーナ優勝予想では、ボカを含めた３者を尻目に、ウニベルシダー・デ・カトーリカが圧倒的な支持を集めている。開幕当初ダークホースと揶揄されていたチームは今、優勝の大本命へと変わっている。世論を反映して決勝進出、そして優勝を成し遂げることができるか。勢いのある今の彼らであればそれも可能だ。 準決勝もうひとつの試合 ベレス・サルスフィエール×プーマスUNAM は、0-0 のスコアレスドロー。こちらは、同じ引き分けでもアウェイゴールを与えなかったべレスにやや分があるか。次節、2nd.Leg は11月30日にそれぞれ行われる。
写真右上； 77分、逆転のゴールを叩きだしたFWホルヘ・キンテーロス ( ウニベルシダー・デ・カトーリカ / 9番 ) は、指を天にかざして喜びを表現。
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