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Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜

インテル敗退でブラジル勢全滅。前年王者には死角なし。
準々決勝 2nd.Leg ボカ・ジュニオールス 4-1 インテルナシオナウ

 コッパ・スダメリカーナは、11月9〜10日に準々決勝の 2nd.Leg が行われた。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ボカ・ジュニオールス×インテルナシオナウ は、FWロドリーゴ・パラシオのハットトリックなどで4点をあげたボカが快勝。2試合合計、4-2 でボカ・ジュニオールスが準決勝に進出した。

 試合は、不利な状況で始まったボカの執念が上回る結果になった。開始早々の5分、DFビニシウス ( インテルナシオナウ ) のクリアミスを拾ったFWロドリーゴ・パラシオが冷静に決めて先制点を奪ったボカは、同点とされた後半にも、74分にFWマルティン・パレルモが、さらに76分と90分にFWロドリーゴ・パラシオがゴールを奪った。FWロドリーゴ・パラシオのハットトリックを含め計4点をもぎとったボカが、1st.Leg の敗戦を払拭するに値する快勝で、2年連続のベスト4に駒を進めた。

 ボカ・ジュニオールスは、この試合に対するチーム全員の意識の統一が見られた。その成果の表れか、この日はインテルに付け入る隙を与えず快勝した。観戦に訪れていたディエーゴ・マラドーナ氏も試合後「4点も奪って勝つなんて最高じゃないか」と語るなど、ボケンセにとって嬉しい快勝だったこの試合。昨季はスダメリカーナの優勝以外にタイトルがなく、国内では無冠に終わったボカだが、今季は前期リーグで優勝を狙える位置にある。そんなボカには、もうひとつスダメリカーナの優勝もかかっている。昨季でふがいない醜態をさらしたボカにとって、スダメリカーナの優勝は黄金期復活の意味も込めた是が非でも手にしたいタイトル。屈指のライバルと言われた強豪インテルナシオナウを倒した今、ボカの「スダメリカーナ連覇」は徐々に現実味を帯びつつある。

 インテルナシオナウは、近年稀に見る強力なメンバーを揃え、今季は南米各国からも「最強」と謳われていた。その評価通り、国内リーグ、スダメリカーナの両方で順当に勝ち進んでいた。2002年は下位に沈んだインテルの、この成長を誰よりも喜んでいるのは地元ポルト・アレグレのサポーターたちだ。インテルナシオナウは、きっと彼らにタイトルをプレゼントしたかったに違いない。それだけに、1st.Leg で優勢を築いておきながら大敗したこの日の結果に、悔しさを隠すことができなかった。試合後、エースのFWハファエウ・ソービスは「我々はこんなところでつまづくはずじゃなかった。今年は優勝を狙えたはず。昨年もボカに敗退させられていたから今年は勝ちたかったんだけど、やっぱりボカのほうが上だったのかな」と語った。

 これで、フルミネンセ、コリンチャンスに続いて、インテルナシオナウまでもが敗退したコッパ・スダメリカーナ。準決勝以降は、ブラジル勢を抜きにして行われることになった。

 写真; ハットトリックで勝利に貢献したFWロドリーゴ・パラシオ ( ボカ・ジュニオールス / 写真中央 ) 。


コッパ・スダメリカーナ 2005 準々決勝 2nd.Leg (9/11/2005)
ボカ・ジュニオールス 4-1 インテルナシオナウ
メドラン GK クレーメル
ホセ・マリア・カルボ
ローランド・スキアービ
ダニエル・ディアス
ファン・クルポビエッサ
DF エウデル・グランジャ
ビニシウス
( アレックス )
エジグレ
( グスターボ )
フェルナンド・ガーゴ
ディエーゴ・カーニャ
( ギジェルモ・バロシュケロット )
ダニエル・ビロス
( ファビアン・バルガス )
フェデリコ・インスーア
( ホセ・カルドーソ )
MF エジーニョ
ジョルジ・ワグネール
ガビラン
チンガ
ヒカルジーニョ
ロドリーゴ・パラシオ
マルティン・パレルモ
FW ハファエウ・ソービス
フェルナンドン
ロドリーゴ・パラシオ 05
マルティン・パレルモ 74
ロドリーゴ・パラシオ 76
ロドリーゴ・パラシオ 90
ゴール 64 ハファエウ・ソービス
ホセ・マリア・カルボ
ローランド・スキアービ
ギジェルモ・バロシュケロット
イエロー
カード
ビニシウス
主審; カルロス・アマリージャ ( パラグアイ )
スタジアム; ラ・ボンボネーラ ( ブエノスアイレス )
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