Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜 内弁慶のカトーリカ、難敵フルミネンセを退けベスト4進出!
準々決勝 2nd.Leg ウニベルシダー・デ・カトーリカ 2-0 フルミネンセ
コッパ・スダメリカーナは、11月9〜10日に準々決勝の 2nd.Leg が行われた。チリの首都サンティアーゴのエスターディオ・サン・クリスティアン・デ・アポキンドで行われた ウニベルシダー・デ・カトーリカ×フルミネンセ は、ウニベルシダー・デ・カトーリカが 2-0 で逃げきった。この結果、2試合合計 3-2 でウニベルシダー・デ・カトーリカが準決勝に進出した。 試合は、内弁慶と言わんばかりの展開になった。前半フルミネンセの攻撃をしのぎきったウニベルシダー・デ・カトーリカは40分、DFフアン ( フルミネンセ ) のクリアミスをFWホルヘ・キンテーロスが強引に決めて先制すると、64分にはFWホルヘ・キンテーロスのパスを受けたMFアルエがシュート。ボールはバウンドを変えてGKクレーベルの脇をすり抜けた。この2点を守りきり、主導権を相手に譲らなかったウニベルシダー・デ・カトーリカが、大会初のベスト4進出を果たした。 ウニベルシダー・デ・カトーリカは、初戦のウニベルシダー・デ・チリ戦を除いた全試合をホームで勝利して勝ち進んできた。そして下馬評断然有利とされたフルミネンセをも下してのベスト4進出は、国内でも大きな話題になっている。この日はエースのFWホルヘ・キンテーロスを中心とした攻撃が機能した。準決勝では強敵ボカ・ジュニオールスと対戦する彼らだが、ダークホースの躍進はまだまだ止まりそうな気配を見せていない。 対するフルミネンセは、国内リーグと変わらない主力を揃えたにもかかわらず、ゴールを奪うことができずに敗れた。頼みのFWトゥッタもこの日は不発。あわやゴールかという惜しいシーンは何度も生み出したが、詰めが甘かった。先の 1st.Leg で「終了間際の1失点は余計だった」と語ったアベウ・ブラーガ監督の不安が、皮肉にも現実に変わってしまったこの試合。狙っていたタイトルのうちひとつが、ここで消えた。 写真; ホームで難敵フルミネンセを破ってのベスト4決定に喜ぶDFセンテーノ ( 写真右 ) とGKブリュバシッチ。
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