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Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜

昨年と同じ顔合わせ。フェルナンドンが値千金の決勝弾!
準々決勝 1st.Leg インテルナシオナウ 1-0 ボカ・ジュニオールス

 コッパ・スダメリカーナは、10月19日に準々決勝の 1st.Leg が行われた。ブラジルはヒオ・グランジ・ド・スウ州ポルト・アレグレのエスタジオ・ベイラ・ヒオで行われた インテルナシオナウ×ボカ・ジュニオールス は、FWフェルナンドンのゴールで逆転に成功したインテルナシオナウが、1-0 で勝利した。

 昨年の準決勝と全く同じ対戦になった同試合は、ホームのインテルナシオナウが推す展開が続いたが、GKアボンタンシエーリの好守を中心にボカの献身的な守備も光り、ゴールネットが揺れるシーンはなかなか訪れなかった。両者の拮抗は後半も続き、誰もがスコアレスドローを予感した後半ロスタイム、突然試合が動いた。92分、前線でボールを受けたFWハファエウ・ソービスがシュートのふりを見せてナナメ前方にパスを供給。これを受けたFWフェルナンドンがフリーでシュートを決め、 1-0 でインテルナシオナウが試合を制した。ボカの最終ラインはこぞってFWフェルナンドンのオフサイドを主張したが受け入れらず、GKアボンダンシエーリ ( ボカ ) が退場処分に遭うなど不運が続いた。

 インテルナシオナウはこの日、 3-5-2 を導入し、中盤を5人にして攻撃的に出た。その効果は垣間見えたが、ゴールに結びつかない歯がゆい状況にも監督のムリシ・ハマーリョは無理な選手交代はせず、MFグスターボを投入するにとどまった。同監督の信じた 3-5-2 が成功と評価するに値したかは定かでないが、アウェイゴールを相手に与えることなく先勝したことが何よりも大きいことは言うまでもない。次節、インテルナシオナウは負けなければ準決勝進出が決まる。果たして、準々決勝でディフェンディング・チャンピオンに土をつけるのか。

 対するボカ・ジュニオールスは、昨年のスダメリカーナ覇者。今季は絶対的なエースFWテベスをコリンチャンスに放出するなど、主力の放出に悩まされたが、現在行われている国内リーグでは首位をキープするなど、好調を持続しながらスダメリカーナでも結果を残してきた。悲願のスダメリカーナ連覇に向けて本気のボカは、この日もリーグ戦と同じベストの布陣で試合に臨んだ。アウェイでも積極的に勝ちに来ていた。だが、彼らの野望はFWフェルナンドン ( インテルナシオナウ ) によって打ち砕かれた。ボカにとって最も痛いのは、アウェイゴールを1点も取れなかったことにある。次節、ボカが勝ち上がるための絶対条件である「勝利」を、ラ・ボンボネーラで勝ち取ることはできるのか。次節はGKアボンダンシエーリを欠く危機的状況にあるが、ボケンセの前で恥ずかしい試合だけは演じたくないものである。

 その他の試合では、コリンチャンスがホームでプーマス ( メキシコ ) を破ったものの終了間際に1点を返されており、見方によってはプーマスに有利な展開と言えなくもない。彼らの 2nd.Leg もまた気になるところである。

 写真; 92分、土壇場で決勝ゴールを決めたFWフェルナンドン ( インテルナシオナウ / 写真右 ) 。次節につながる大きな1点を決めた。


コッパ・スダメリカーナ 2005 準々決勝 1st.Leg (19/10/2005)
インテルナシオナウ 1-0 ボカ・ジュニオールス
クレーメル GK ロベルト・アボンダンシエーリ
セアラー
エジグレ
ビニシウス
DF ホセ・マリア・カルボ
ローランド・スキアービ
ダニエル・ディアス
ファン・クルポビエッサ
エジーニョ
ジョルジ・ワグネール
ペルジゴン
チンガ
ヒカルジーニョ
( グスターボ )
MF フェルナンド・ガーゴ
ディエーゴ・カーニャ
ホセ・カルドーソ
( マリーノ )
フェデリコ・インスーア
( シルベストレ )
ハファエウ・ソービス
フェルナンドン
FW ロドリーゴ・パラシオ
( マルセーロ・デルガード )
マルティン・パレルモ
フェルナンドン 92 ゴール
エジーニョ
ペルジゴン
イエロー
カード
レッド
カード
ロベルト・アボンダンシエーリ
主審; カルロス・トーレス ( パラグアイ )
スタジアム; エスタジオ・ベイラ・ヒオ ( ポルト・アレグレ )
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