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Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜

ペトコヴィッチの芸術弾も… アベウ・ブラーガは1失点に不満気。
準々決勝 1st.Leg フルミネンセ 2-1 ウニベルシダー・デ・カトーリカ

 コッパ・スダメリカーナは、10月18日に準々決勝の 1st.Leg が行われた。リオ・デ・ジャネイロのサン・ジャヌアーリオで行われた フルミネンセ×ウニベルシダー・デ・カトーリカ は、前半のうちに2点をあげたフルミネンセが 2-1 で逃げきり、先勝した。

 試合は、前半を支配したフルミネンセが先に仕掛けた。23分、MFガブリエウのパスに左サイドを上がったDFフアンがペナルティエリアのやや外側からシュートを放ち、先制点をゲット。その瞬間、GKブリュバシッチ ( ウニベルシダー・デ・カトーリカ ) は味方のセンターバックが死角となってシュートの軌道が見えず、ボールに反応することができなかった。勢いに乗ったフルミネンセは、FWトゥッタが何度か決定機を作ると、迎えた36分MFペトコヴィッチがフリーキックを直接決めて前半だけで2点のリードを奪った。ウニベルシダー・デ・カトーリカは、試合終了間際にPKのこぼれ球をMFポンセが決めて1点差としたが、あと1点及ばず敗れた。

 フルミネンセは中盤に負傷者続出のため、攻撃的なサイドバックのDFガブリエウを2列目に置く苦肉の策を強いた。だが、この策が機能し、厚い攻撃を組み立てて試合を支配することができた。試合も勝利で締めくくったフルミネンセだったが、アベウ・ブラーガ監督は試合後「 最後の失点が余計だ。 2-1 よりも 1-0 で勝っておきたかった 」と発言。次の 2nd.Leg で仮に 1-0 で負けた場合、アウェイゴール倍付けによりフルミネンセはスダメリカーナ敗退の憂き目に遭ってしまう。決勝まであと3試合…同監督は勝利に浮かれることなく、アウェイゴール・ルールの怖さに危機感を募らせていた。

 ウニベルシダー・デ・カトーリカは、この日主導権を握れず初戦を落としたが、終了間際に1点を返したことで次節に望みをつなげた。稼ぎ頭のFWホルヘ・キンテーロスこそ不発に終わったものの、前線の選手としてはきっちりと形をつくった。後半ロスタイムのMFポンセのゴールは、FWホルヘ・キンテーロスのシュートのこぼれ球を押し込んだものであり、ホルヘ・キンテーロスなくしてその1点はありえなかった。負けはしたが、アウェイで貴重な1点をあげた同軍は準決勝進出の望みをつないで次節に望む。狙うはただひとつ、完封勝利のみだ。

 写真; ストイコヴィッチ、ミヤトヴィッチらのひとつ下の世代のMFペトコヴィッチ ( フルミネンセ ) 。旧ユーゴスラヴィア代表経歴も持ち、テクニシャン揃いのブラジル全国選手権でも充分に通用する技術を持っている。


コッパ・スダメリカーナ 2005 準々決勝 1st.Leg (18/10/2005)
フルミネンセ 2-1 ウニベルシダー・デ・カトーリカ
クレーベル GK ブリュバシッチ
シュネイデル
( プレット・カーザグランジ )
ガブリエウ・サントス
イーゴリ
フアン
DF ルビーラル
センテーノ
インボーデン
ヌーニェス
( フエンサリダ )
ミウトン
アロウカ
( ホーメウ )
ガブリエウ
ペトコヴィッチ
MF オルメーニョ
アルエ
( バスケス )
ポンセ
コンカ
ホドリーゴ・チウイ
( ジュニーニョ )
トゥッタ
FW ホルヘ・キンテーロス
ルービオ
( イナッシオ・キンテーロス )
フアン 23
ペトコヴィッチ 36
ゴール 92 ポンセ
ガブリエウ・サントス
アロウカ
トゥッタ
イエロー
カード
センテーノ
主審; エクトール・バルダッシ ( アルゼンチン )
スタジアム; サン・ジャヌアーリオ ( リオ・デ・ジャネイロ )
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