Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜 大勝のパウメイラス、リベルタドーレス出場権は見えた??
第40節 ポンチ・プレッタ 2-6 パウメイラス
ブラジル全国選手権は、11月19〜20日に第40節が行われた。サンパウロ州カンピーナスのエスタジオ・モイセス・ルカレッリで行われた ポンチ・プレッタ×パウメイラス は、後半から怒涛の猛攻で得点を量産したパウメイラスが大勝した。 試合は、前半と後半とで全く異なる内容になった。18分にFWチコのゴールでポンチ・プレッタが先制したが、33分にはパウメイラスが先制したが、その5分後に同点に追いつくなど、前半は得点、内容ともに互角だった。パウメイラスが相手に牙をむいたのは64分からだった。FWワルレイのゴールで勝ち越したパウメイラスは、73分にMFジュニーニョ・パウリスタが、79分にもFWワシントンがゴールを決め、4-1 と試合を決定づけた。85分にMFイザイーアスのゴールで2点差とされたが、終了間際にも2点を加えたパウメイラス。終わってみれば、6-2 の大勝だった。 ポンチ・プレッタは今季上半期の勢いをすっかり失い、今では降格間近の16位と、衰退ぶりがあまりに顕著すぎる。現東京ヴェルディ1969監督のバドン ( オズワウド・アウバーレス ) 監督を放出したのをきっかけに、全く勝てないチームになってしまった。バドンありし頃のポンチ・プレッタは当時、ブラジレイロンで首位を独走していたのだ。この現実を、クラブ首脳陣はどのように受け入れるのだろうか。残り2試合を連勝すれば1部残留が確定するが、ポンチ・プレッタの次節の相手は首位コリンチャンス。降格への不安は依然消えない。 パウメイラスは、来年の動向をも左右する貴重な勝利を得た。エメルソン・レオン監督を信頼するイレブンの攻撃力はすさまじく、この日6点のゴールラッシュを披露。これで勝ち点を67まで伸ばしたパウメイラスは、4位フルミネンセに勝ち点1と迫った。パウメイラスには、リベルタドーレス出場権を奪取する可能性が残されている。必ずや、彼らは最終節まで気を抜くことなく戦うことだろう。 写真; この日6点を奪って大勝したパウメイラス。10番はMFジュニーニョ・パウリスタ ( 元ブラジル代表 ) 。
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