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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

あきらめない名門。 アトレチコ・ミネイロ、ようやく最下位を脱出。
第39節 フルミネンセ 0-2 アトレチコ・ミネイロ

 ブラジル全国選手権は、11月16〜17日に第39節が行われた。リオ・デ・ジャネイロ州ボウタ・ヘドンダのエスタジオ・ハウリーニョ・ジ・オリベイラで行われた フルミネンセ×アトレチコ・ミネイロ は、降格が瀬戸際のアトレチコ・ミネイロが勝利をもぎとり、約2ヶ月ぶりに最下位を脱出した。

 試合は、絶対に負けられないアトレチコ・ミネイロの意地が優っていた。序盤こそフルミネンセに主導権を握られていたが、アトレチコ・ミネイロは後半に入ると、動きの悪かった前線2枚を一挙に交代。この采配が功を奏した。リズムをつかんだアトレチコ・ミネイロは、FWエウレールとのワンツーでオーバーラップしたDFゼ・アントーニオがシュートを決めて先制すると、勢いにのって61分にも再びDFゼ・アントーニオがオーバーラップでゴールに結びつけた。この2点を最後まで守りきったアトレチコ・ミネイロが勝利した。

 フルミネンセは、この日負けたことで大事な勝ち点を奪えず、ゴイアスに抜かれて4位に転落した。残り3試合で首位コリンチャンスとの勝ち点差は9となり、フルミネンセは優勝の可能性を失ってしまった。攻撃の核であるFWトゥッタを欠いた前線からは脅威が感じられず、彼抜きの3トップも実を結ばなかったフルミネンセ。リベルタドーレスの出場権を手にすべく、最終順位4位を確定させたいところであろう。まだ気を抜くことはできないはずだ。

 対するアトレチコ・ミネイロは、ロリ・サンドリ監督の大胆な采配が功を奏し、難敵フルミネンセから見事に勝利。最下位からは脱出した。しかし、降格圏外ギリギリのフィゲイレンセやサンカエターノも勝利したため、1部残留の可能性が高まってはいないのが現状だ。残り試合で1つでも負ければ2部降格が決定してしまう“崖っぷち”の状態から抜け出せていないアトレチコ・ミネイロ。MFジウベルト・シウバ ( アーセナル ) らを輩出した名門の1部残留は、ありうるのか。

 写真; 相手をかわそうと、ドリブルを仕掛けるFWアドリアーノ・マグロン ( フルミネンセ / 写真右 ) 。


ブラジル全国選手権 2005 第39節 (17/11/2005)
フルミネンセ 0-2 アトレチコ・ミネイロ
クレーベル GK ブルーノ
ガブリエウ・サントス
イーゴリ
ミウトン
( フェルナンドン )
ガブリエウ
DF リーマ
カセレス
チアーゴ・ジューニオ
ゼ・アントーニオ
マルコン
プレット・カーザグランジ
( ジュリアーノ )
リーノ
( アレシャンドレ )
MF アリッシオ
ハファエウ・ミランダ
ヘナット
( エーデル・ルイス )
チアーゴ
レアンドロ
ホドリーゴ・チウイ
アドリアーノ・マグロン
FW チョー
( エウレール )
パブリット
( ビニシウス )
ゴール 51 ゼ・アントーニオ
61 ゼ・アントーニオ
プレット・カーザグランジ
マルコン
イエロー
カード
ハファエウ・ミランダ
チアーゴ・ジューニオ
ゼ・アントーニオ
主審; サウビオ・スピノーラ・ファグンジス
スタジアム; エスタジオ・ハウリーニョ・ジ・オリベイラ ( ボウタ・ヘドンダ )
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