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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

首位を追う“刺客”同士の直接対決は、インテルに軍配。
第34節 ゴイアス 0-1 インテルナシオナウ

 ブラジル全国選手権は、10月26〜28日に第34節が行われた。ゴイアスのエスタジオ・セーラ・ドウラーダで行われた ゴイアス×インテルナシオナウ は、成長著しい若手の活躍でインテルナシオナウが制し、2位ゴイアスに勝ち点差1にまで詰め寄った。

 試合は、好調を維持する両者が優勝争いの可能性を賭けて争う、熾烈な90分になった。開始早々、ゴイアスが好調の2トップにボールを集めて厚い攻撃を繰り広げた。しかし、大事な試合とあってか、インテルナシオナウ守備陣は高い集中力でゴイアスに点を与えることなく、後半に入った。すると、後半の開始わずか1分に、インテルナシオナウが先制点をマークした。FWハファエウ・ソービスのパスを受けたMFチンガが冷静に枠に蹴りこんだ。その後はゴイアスの攻勢が続いたが、スコアボードは動かず、1-0 でインテルナシオナウが勝利を飾った。

 ゴイアスは、負けてはならない試合で負けてしまった。悲願のリベルタドーレス出場権獲得を確固たるものにするために、3位以下のクラブに少しでも差をつけておく必要があったはずだった。しかしこの日は度重なる攻撃も実らず、司令塔のMFホドリーゴ・タバタも後半途中で退くなど、褒められる成果を残せなかった。この敗戦で、3位インテルナシオナウに勝ち点差1にまで詰め寄られたゴイアス。不発に終わった2トップの復調と、ベテランDFパウロ・バイエルの戦列復帰が今後を占うキーパーソンになるだろう。

 対するインテルナシオナウは、この試合で貴重な勝ち点を獲得し、2位を射程圏内にとらえた。一時は首位に立ち、そして一時は8位にまで転落した今季、この時期に再び上昇気流に乗っている彼らの、チームの雰囲気は大変明るい。チームを引っ張るFWハファエウ・ソービスに加えて、ここ一番に強いFWフェルナンドンも戦列に戻ってきた以上、残り8節は全勝するつもりで試合に臨むと思われる。

 その他の試合では、首位のコリンチャンスがパイサンドゥを難なく破って首位独走を堅持。好調の4位フルミネンセも快勝で依然上位を維持している。一方で、来月に世界クラブ選手権を控えたサンパウロは、FWアモローゾら主力を温存した結果、格下のブラジリエンセに破れた。

 写真; この日唯一のゴールを叩きだしたMFチンガ ( インテルナシオナウ ) 。


ブラジル全国選手権 2005 第34節 (25/10/2005)
ゴイアス 0-1 インテルナシオナウ
アルレイ GK クレーメル
( アンドレ )
ハファエウ・ジーアス
アンドレ・レオーネ
( マルセーロ・シウバ )
ジュリオ・サントス
クレーベル
DF セアラー
ボリーバル
エジグレ
ジョルジ・ワグネール
クレーベル・ガウーショ
チアーゴ
( ドドー )
ホドリーゴ・タバタ
( ジョルジ・ムッチ )
ジャジウソン
MF エジミウソン
ペルジゴン
チンガ
ヒカルジーニョ
( ウェリントン )
ソウザ
ホニー
FW ハファエウ・ソービス
フェルナンドン
( マルシオ・モッソーロ )
ゴール 46 チンガ
マルセーロ・シウバ
クレーベル
ソウザ
イエロー
カード
ジョルジ・ワグネール
チンガ
主審; ロウリーバウ・ジーアス・リーマ・フィーリョ
スタジアム; エスタジオ・セーラ・ドウラーダ ( ゴイアス )
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