Primera Liga Argentina 2005/2006 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 目の上のたんこぶを叩いたボカ、優勝戦線に踏みとどまる。
前期第16節 ボカ・ジュニオールス 2-0 ベレス・サルスフィエール
アルゼンチン1部リーグは、11月20日に前期リーグの第16節が行われた。ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ボカ・ジュニオールス×ベレス・サルスフィエール は、MFフェデリコ・インスーアの活躍で、3位のボカが2位のベレスを破った。 試合は、前半こそ互角だったものの、後半に入るとボカが主導権を握った。58分、ドリブルで左サイドを崩したMFマルセーロ・ガジャルドが、右でフリーになっていたMFフェデリコ・インスーアにパス。ボールをもらったインスーアがシュートを冷静に決めて先制した。その後もベレスに主導権を握らせなかったボカは、87分に再びMFフェデリコ・インスーアがゴールを決め、2-0 で勝利をおさめた。 ボカ・ジュニオールスは、第13節でバンフィエールと引き分けて以降、コロン、アルセナル相手に連敗を喫していた。3試合で勝ち点を1しか伸ばせなかった間に、ヒムナシア・ラ・プラータに首位の座を奪われてしまったボカにとって、この試合は勝っておかなければならない試合だった。勝利したボカの2点はいずれもMFインスーアのゴールだったが、前線の2人に元気がないのが気になる。とくにFWパレルモは74分の小競り合いで一発退場を食らってしまい、次節は出場停止である。前期も残り3試合、首位との直接対決がないため、ボカが優勝するには己が勝ち、かつヒムナシアの負けを待つしかない。 対するベレス・サルスフィエールは、ラ・ボンボネーラの空気に呑まれ、自分たちのリズムをつくれなかった。シュートの数では互角だったが、枠内にとんだシュートの数が少なすぎた。FWルーカス・マルティン・カストロマンの不在が大きく、最後の詰めの甘さを露呈してしまったベレス。しかし彼らは3位につけており、首位との勝ち点差もわずかに3。昨季の後期に続く連覇の可能性も充分残っている。 その他の試合では、首位ヒムナシア・ラ・プラータが格下ティーロ・フェデラルと引き分けて連勝ストップ。4位インデペンディエンテも引き分けて、上位との差を縮められなかった。ここ最近調子をあげてきたリーベルは6位にまで浮上したが、この日はアルヘンティノス相手に黒星を喫している。 写真; 2ゴールをあげて勝利に貢献したMFフェデリコ・インスーア ( ボカ ) 。
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