Primera Liga Argentina 2005/2006 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 アベック・ゴールで得点量産! ボカ、危なげなく首位を堅守。 前期第9節 キルメス 0-4 ボカ・ジュニオールス アルゼンチン1部リーグは、10月1〜2日に 2005-2006 シーズンの前期リーグの第9節が行われた。ブエノスアイレスのエスターディオ・センテナーリオで行われた キルメス×ボカ・ジュニオールス は、パラッシオ&パレルモの「Pa-Pa」コンビのアベック・ゴールで計4点をたたき出したボカが、難なく勝利をおさめて首位を堅守した。 試合は、12分にFWマルティン・パレルモの先制点で勢いにのったボカが、43分にもPKをFWマルティン・パレルモが決めて 2-0 とキルメスを圧倒。後半になってもボカの勢いは留まることを知らず、53分にFWロドリーゴ・パラシオが決めて 3-0 とすると、87分にもFWロドリーゴ・パラシオがとどめをさす4点目を突き刺して、キルメスを黙らせた。終わってみれば、計4ゴールと2トップが爆発したボカのワンサイドゲームだった。 キルメスは昨季、DFロベルト・アジャラ、MFマティアス・アルメイダらベテランを積極的に獲得して、チームのレベルアップを図ったが、若手との連携がうまくとれないままシーズンを終えていた。先のリベルタドーレスでは、FWグラフィッチ ( サンパウロ ) に「黒猿」発言をしたとしてDFデサバットが警察に身柄を拘束されるなど、事件も相次いだキルメス。今季は台頭した若手を中心にチームの若返りを図っているが、成績は勝ち点10の12位。お世辞にも褒められた成績ではない。チームの熟成度は即座にどうにかなるわけではなく、チームの浮上にはまだ数ヶ月かかると思ったほうがいいだろう。 ボカ・ジュニオールスは、FWパラッシオやMFダニエル・ビロスなど新戦力がチームにフィットし、ここまで十分な結果を残している。いまだ調子の上がらない宿敵リーベルを尻目に快進撃を続けるボカは、リーグの約半分を終えた時点で堂々の首位に立っている。昨年はスダメリカーナの優勝以外、国内では何の結果も残せず、ボケンセによる複数回もの暴動が起きたボカ。このシーズンを「改革元年」と位置づけているチームにとって、現在の成績は満足のいくものであると思われる。 その他の試合では、今季は派遣奪還に燃えるリーベル・プレートが好調インデペンディエンテを下したが、順位は12位と決しておもわしくはない。好調のアルヘンティノスは、アウェイでサン・ロレンソを下して単独2位に浮上している。また、ホームでコロンを下したベレス・サルスフィエールも順調に勝ち点を伸ばして3位と好位置につけている。 写真; この日2ゴールと大活躍だったFWロドリーゴ・パラシオ ( ボカ・ジュニオールス ) 。
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