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Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜

アウェイゴールに泣いた夜… ミネイロンでカストロマン躍動。
決勝トーナメント1回戦 2nd.Leg クルゼイロ 2-1 ベレス・サルスフィエール

 コッパ・スダメリカーナは、9月28〜29日にブラジルとアルゼンチンで決勝トーナメント1回戦の 2nd.Legが行われた。ベロ・オリゾンチのミネイロンで行われた クルゼイロ×ベレス・サルスフィエール は、クルゼイロがホームで 2-1 とベレスを下した。しかし、2試合合計 3-2 でクルゼイロを上回ったベレス・サルスフィエールがベスト8進出を決めた。

 試合は、15分にFWジエーゴ ( クルゼイロ ) がMFワグネールのクロスに頭で合わせてクルゼイロが先制したが、40分にFWグラシアン ( ベレス・サルスフィエール ) とGKファービオ ( クルゼイロ ) が交錯したこぼれ球をFWカストロマンが押し込んで、ベレスが貴重なアウェイゴールを得た。1-1 とされたことで最低3点が必要となったクルゼイロは、後半にFW2人を交代させるなど必死にゴールを狙いに行った。68分にはFWジエーゴのシュートの跳ね返りに、代わって入ったFWウェウドンが反応したが、ボールは枠を大きく逸れてしまった。先発出場のFWジエーゴは、74分にもこの日2点目となるゴールを自らのヘッドであげたが、他のFW2人には動きにキレがなく、3トップの甲斐なくクルゼイロはあと2点を奪うには至らず、同杯敗退が決定した。ベレスは、試合にこそ敗れたが、1st.Leg のリードが効いてベスト8進出を果たした。

 クルゼイロは今回、コンメボル ( 南米サッカー協会 ) の推薦でスダメリカーナに出場。国内ラウンドではジュベントゥージを下して決勝トーナメントに進出したばかりだった。しかし、クルゼイロはここでも得点力の低さを露呈してしまった。褒められる活躍を見せた前線は、FWジエーゴのみ。他のFWにはゴールの予感が感じられなかった。ここでもFWフレッジ ( 現リヨン ) 不在の影響が大きく響いてしまった。

 ベレス・サルスフィエールは、この対戦を通じてFWカストロマンの力がチームに大きく働いた。FWカストロマンは、前節の 1st.Leg でも2点を決めると、この日も貴重なアウェイゴールを奪い、全得点にからむ活躍でクルゼイロに土をつけた。SSラツィオ・ローマ ( イタリア ) での経験も経て母国で躍動し続ける点取り屋は、いまやベレスにとって欠かせない存在になっている。カストロマンがベレスにとって欠かせない戦力の一人であることには疑いの余地もない。

 この対戦で勝ち上がったベレス・サルスフィエールは、10月19日に行われる準々決勝 1st.Leg に挑むことが決まった。相手はアトレティコ・ナシオナル ( コロンビア ) ×CFアメリカ ( メキシコ ) の勝者になる。

 写真; 40分に貴重なアウェイゴールを決めたFWルーカス・マルティン・カストロマン ( ベレス・サルスフィエール ) と、彼に抱きつくイレブン。傍に映るクルゼイロの選手の姿には哀愁が漂う。


コッパ・スダメリカーナ 2005 決勝トーナメント1回戦 2nd.Leg (28/9/2005)
クルゼイロ 2-1 ベレス・サルスフィエール
ファービオ GK アレハンドロ・セッサ
モイセス
マルセーロ・バタタイス
ワグネール
DF ファビアン・クベーロ
マリアーノ・ウグレシッチ
エルナン・ペジェラーノ
マルセーロ・ブスタマンテ
クラウディオ・マルドナード
ファービオ・サントス
アドリアーノ・ロウザーダ
ケリー
MF アンドレス・ブストス
( セルヒオ・ロマン・セーナ )
レアンドロ・ソモーサ
アリエル・エステバン・ブロッジ
ジエーゴ
マルチネス
( ウェウドン )
マウリーニョ
( ジョナタン )
FW ルーカス・マルティン・カストロマン
クラウディオ・エンリーア
( アルカラス )
ローランド・サラーテ
( レアンドロ・グラシアン )
ジエーゴ 15
ジエーゴ 74
ゴール 40 ルーカス・マルティン・カストロマン
ファービオ・サントス
ケリー
イエロー
カード
ブロッジ
ウグレシッチ
クベーロ
セーナ
グラシアン
ジエーゴ
ジョナタン
レッド
カード
ブロッジ
ペジェラーノ
主審; カルロス・トーレス ( パラグアイ )
スタジアム; ミネイロン ( ベロ・オリゾンチ )
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