Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜 勝利にこだわるゴール職人。トゥッタの活躍でフルミネンセ快勝!
決勝トーナメント1回戦 1st.Leg フルミネンセ 3-1 バンフィエール
コッパ・スダメリカーナは、9月13〜15日に決勝トーナメント1回戦の 1st.Legが行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・サン・ジャヌアーリオで行われた フルミネンセ×バンフィエール は、FWトゥッタの2ゴールなどで、フルミネンセが快勝した。 試合は、ホームの利に身を任せたフルミネンセが相手を上回っていた。序盤フルミネンセは相手にボールをまわされて13分に失点。ところが、この失点がフルミネンセの闘志に火をつけた。直後の14分にFWレアンドロが同点弾を決めると、後半には70分、87分と立て続けにFWトゥッタがゴールを決めて、試合を終了。アウェイゴールを喫したとはいえ、フルミネンセは2点という大きなアドバンテージを得ることに成功した。 フルミネンセのアベル・ブラーガ監督は、ブラジレイロンでの好調さをそのままに、主力を惜しみなく起用した。そして、名将が信じた選手はこの日も信頼に応えるに値する活躍で、勝利に貢献した。MFプレット・カーザグランジやMFペトコヴィッチなど、中盤の中央が安定している点も重視すべきだが、やはり見落としてはならないのがFWトゥッタという男のプレイだ。生真面目な性格の彼は、常に勝利を意識して試合に臨んでいる。同州選手権での優勝をひっさげて臨んだ今季は国内でも好調を維持しているフルミネンセだが、それはFWトゥッタあってのものである。ホビーニョもフレッジも抜けた今、注目すべき点取り屋はFWトゥッタをおいて他にいない。 バンフィエールは、先制点を奪ったにもかかわらず大逆転負けを喫してしまった。昨年の好調を支えた大黒柱MFダニエル・ビロスをボカに放出したものの、国内リーグでは良いスタートを切っている。この日も負けはしたが、決して悪いサッカーはしていなかった。攻守ともにバランスも悪くなかった。では、なぜ彼らは負けたのか…理由はただひとつ。FWトゥッタ一人にしてやられたのであった。 次節、2nd.Leg は 9月28日にブエノスアイレスのエスターディオ・フローレンシオ・ソーラで行われる。 写真; 先の日曜日に続いて、この日もゴールをあげて勝利に貢献したFWトゥッタ ( フルミネンセ ) 。FWフレッジ ( リヨン ) とも並び称されるこの男のプレイから目を離すべからず。
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