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Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜

事実上の決勝戦とは程遠い試合内容。ゴールネットは揺れずエンパテ。
決勝トーナメント1回戦 1st.Leg コリンチャンス 0-0 リーベル・プレート

 コッパ・スダメリカーナは、9月13〜15日に決勝トーナメント1回戦の 1st.Legが行われた。サンパウロのパカエンブーで行われた コリンチャンス×リーベル・プレート は、両者とも得点を奪えず 0-0 の引き分け。勝負の行方は、次節のエル・モニュメンタルに持ち越された。

 試合は、攻守ともにリーベル・プレートが上回った。両者ともに相手の出方をうかがう静かな立ち上がりをみせた序盤も、比較的多めにボールをまわしていたリーベルは、MFハイロ・パティーニョを中心に攻撃を組み立て、FWグスターボ・オベルマンらが鋭いシュートをいくつか放つなど、コリンチャンスのゴールマウスを脅かす場面があった。だが、第2キーパーのGKマルセーロが立て続けにファインセーブを連発して、失点を許さなかった。主導権を握っていたリーベルにとっては悔しい引き分けになった。

 コリンチャンスは、前線のトライアングルとしては最強のFWニウマール、FWテベス、MFホージェルの3人をスタメンから外した。強豪リーベルとの試合であるにもかかわらず、堂々と主力を温存したのである。試合後には、負けなかったことに関して評価する声もあったが、一方で主力を出し惜しみしていなければ勝てたのではないかという反論も巻き起こった。果たして、エル・モニュメンタルでは主力を惜しみなくつぎ込むだろうか…。スダメリカーナよりもブラジレイロンを優先するコリンチャンスの場合、その可能性は低いかもしれない。

 リーベル・プレートは、GKコスタンソを温存したものの、FWファリアス、MFガジャルドなど前線に関しては主力を惜しみなく投入、本気で勝ちにいっていた。だが、この日最も活躍したのは、今季からリーベルに加入したFWグスターボ・オベルマンだった。この日のオベルマンは、MFメッシー ( アルゼンチン代表 ) らとともに活躍したワールドユースの頃のように、キレのあるプレイを披露。アストラーダ更迭で揺れるリーベルにとって、彼の活躍は大きな話題だ。

 次節、2nd.Leg は 9月28日にブエノスアイレスのエル・モニュメンタルで行われる。

 写真; この日前線を張ったFWカルロス・アウベルト ( コリンチャンス / 写真左 ) だが、FCポルトの頃のような切れ味はまだ戻っていないようだった。


コッパ・スダメリカーナ 2005 決勝トーナメント1回戦 1st.Leg (15/9/2005)
コリンチャンス 0-0 リーベル・プレート
マルセーロ GK ヘルマン・ルクス
ウェスキリー
セバスティアン・ドミンゲス
マルクス・ビニシウス
( ベトン )
コエーリョ
DF クリスティアン・アルバレス
レオナルド・タラモンティ
レアンドロ・フェルナンデス
ルーカス・マレーケ
ブルーノ・オクタービオ
ウーゴ
ジネウソン
( ホージェル )
ホジネイ
( エドゥアルド )
MF ホナタン・サンターナ
アンドレス・サン・マルティン
ハイロ・パティーニョ
( アウマーダ )
マルセーロ・ガジャルド
( ルーベン・サンブエッサ )
カルロス・アウベルト
ボボー
FW グスターボ・オベルマン
( ディエーゴ・ガルバン )
エルネスト・ファリアス
ゴール
ブルーノ・オクタービオ
マルクス・ビニシウス
イエロー
カード
グスターボ・オベルマン

主審; マルティン・バスケス ( ウルグアイ )
スタジアム; モルンビー ( サンパウロ )
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