Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜 ウルタード、土壇場の同点ゴール! CFアメリカには痛すぎるエンパテ。
決勝トーナメント1回戦 1st.Leg CFアメリカ 3-3 アトレティコ・ナシオナル・デ・メデジン
コッパ・スダメリカーナは、9月21日に決勝トーナメント1回戦の 1st.Legが行われた。USAはロサンジェルスのコロッセオ・スタジアムで行われた CFアメリカ×アトレティコ・ナシオナル・デ・メデジン は、後半ロスタイムに失点を許したCFアメリカが、次節に影響する痛恨の引き分けで試合を終えた。 試合は、一進一退のシーソーゲームとなった。開始早々、アトレティコ・ナシオナルがMFヘラルド・ベドージャのゴールで先制したが、26分にFWクラウディオ・ロペスがゴールを決めてCFアメリカが同点とした。40分にはFWビクトール・アリスティサーバル ( 元コロンビア代表 ) のゴールでアトレティコ・ナシオナルが再びリードを奪ったが、CFアメリカはFWクレーベルのヘッドで65分に同点に追いつくと、84分にはMFクリスティアン・ヒメーネスのゴールで逆転に成功。試合はそのままCFアメリカの勝利で終わるかに思われた後半ロスタイム、途中出場のFWエクトール・ウルタードが土壇場で同点に追いつくゴールを決め、3-3 で引き分けた。 CFアメリカは、首都メキシコシティをホームとする1916年創立の名門。昨年はコッパ・リベルタドーレスで準々決勝まで残った強豪でもある。このクラブで注目の選手と言えば、“ピオホ”の愛称でおなじみのFWクラウディオ・ロペス ( 元アルゼンチン代表 ) だ。一人でも局面を打開できる彼のポテンシャルを生かした 4-3-3 は、攻撃においては十二分に威力を発揮した。だが、守備面では脆さを露呈し、相手にアウェイゴール3という大きなアドバンテージを与えてしまった。同クラブが勝ち上がるためには、守備の安定は欠かせない課題のひとつである。 対するアトレティコ・ナシオナル・デ・メデジンは、貴重な3得点で引き分けに持ち込んだことになり、次節は非常に優位な試合ができそうだ。今大会では、デポルティーボ・カリ、トルヒジャーノスと強豪を次々になぎ倒してきた彼らは、この日もぶ厚い攻撃で相手を脅かした。3失点を喫して敗色濃厚と思われながら引き分けに持ち込むあたりにも、今年の彼らの強さをうかがい知ることができる。次節は勝利または2点以下の引き分けならベスト8進出が決まるアトレティコ・ナシオナル。数字の上ではこの上なく有利だ。 次節、2nd.Leg は 9月28日にラ・パスのエスターディオ・アタナッシオ・ジラルドーで行われる。 写真; 後半ロスタイムに貴重な同点ゴールを叩き出したFWエクトール・ウルタード ( アトレティコ・ナシオナル ) 。アリスティサーバル、マルセーロ・ラモスと、このクラブの前線の層は厚い。
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