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Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜

14日間で3試合も行われた頂上決戦の最終幕。コリンチャンスが勝ち抜け。
2nd.Leg コリンチャンス 1-1 ゴイアス

 コッパ・スダメリカーナは、8月31日にブラジルで2試合が行われた。サンパウロのパカエンブーで行われた コリンチャンス×ゴイアス は、1-1 で引き分けた。この結果、2試合合計 3-1 でコリンチャンスが勝ち抜けを確定した。

 8月下旬のわずか14日間で同じ対戦が3度も行われた同試合の「最終節」は、意地がぶつかり合う熱戦になった。6分、右に流れたFWテベスのクロスにMFホージェルが合わせるも、これは枠を逸れた。対するゴイアスも8分に、FWホニーが一人で攻め上がりシュートを放つなど、両者ともに勝利への意欲が感じられる展開をみせた。試合が動いたのは27分。前線に攻めあがった左サイドバックのDFホニー ( コリンチャンス ) がペナルティエリアのわずか外から勢いよくシュートを放った。これがDFアンドレ・ジーアス ( ゴイアス ) の身体に当たって、ゴールマウスに吸い込まれ、コリンチャンスが先制した。試合の主導権はコリンチャンスが握っていたが、3戦すべてで負けるわけにはいかないゴイアスも87分にDFパウロ・バイエルのPKで1点を返したが、その反撃はあまりにも遅すぎた。
 1戦目 ( スダメリカーナ ) 、2戦目 ( ブラジル全国選手権 ) ともにコリンチャンスが制して迎えた3試合目。これを引き分けたコリンチャンスが、 1st.Leg のアドバンデージを生かして勝ち抜けた。

 コリンチャンスは今季、メインスポンサー MSI の資金を軸に、立て続けに大型補強を敢行。FWテベスをはじめ、MFカルロス・アウベルト、MFホージェル、MFハビエル・マスチェラーノ、DFグスターボ・ネーリと大物を次々に獲得した。さらに先週にはFWニウマールの獲得に伴い、FWジョの放出が囁かれるなど、依然コリンチャンス大改造計画を続けている MSI 。幹部たちはゴイアスとの試合で勝ち抜けたことに、密かにほくそえんでいるらしい。

 ゴイアスは、昨年上位につけてスダメリカーナ出場権を獲得。同杯で優勝すれば無条件でリベルタドーレスの出場権が獲得できるとあって、選手たちは皆本気で試合に臨んだ。今季は2位と好調の彼らだが、いかんせん相手が悪すぎた。苦手とするコリンチャンスを相手に、8月の3試合で1勝もあげることができなかった。司令塔のMFホドリーゴ・タバタを初め、FWソウザ、DFパウロ・バイエルなど優れた選手が揃っているだけに、この敗戦は何とももったいない。

 写真; 27分に先制となるゴールを決めたDFホニー ( コリンチャンス ) が喜びを爆発させる。


コッパ・スダメリカーナ 2005 ブラジル・ラウンド 2nd.Leg (31/8/2005)
コリンチャンス 1-1 ゴイアス
マルセーロ GK アルレイ
エドゥアルド
ベトン
セバスティアン・ドミンゲス
ホニー
( コエーリョ )
DF アンドレ・ジーアス
ジュリオ・サントス
ホジェーリオ・コヘーア
パウロ・バイエル
ブルーノ・オクタービオ
マルセーロ・マットス
( マルクス・ビニシウス )
ファブリッシオ
( ジネウソン )
MF クレーベル
ダニーロ・ポルトゥガウ
( ジュリアーノ )
ホドリーゴ・タバタ
ジャジウソン
テベス
ジョ
FW ホニー
( レアンドリーニョ )
ソウザ
ホニー 27 ゴール 42 パウロ・バイエル
エドゥアルド
マルクス・ビニシウス
イエロー
カード
ダニーロ・ポルトゥガウ
テベス レッド
カード
ホジェーリオ・コヘーア
主審; アリッシオ・ペーナ・ジュニオール ( ブラジル )
スタジアム; パカエンブー ( サンパウロ )
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