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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜 悪天候に泣かされたインテルナシオナウ、首位堅守も悔しい引き分け。
第28節 アトレチコ・ミネイロ 1-1 インテルナシオナウ
ブラジル全国選手権は、9月24〜25日に第28節が行われた。ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンチのミネイロンで行われた アトレチコ・ミネイロ×インテルナシオナウ は、悪天候の中 1-1 で勝ち点１ずつを分け合った。 試合は、大雨の降りしきる最悪のピッチコンディションの中で行われた。ボールがまともに転がらない中でインテルナシオナウがやや優勢に立ったが、前半は両者ともにゴールネットを揺らすことはなかった。試合が動いたのは、雨足が一段落した後半になってからだった。左サイドを駆け上がったDFエウデル・グランジャがサイドチェンジをすると、これを受けたMFチンガがゴール前に持ち込んでシュートを決め、首位のインテルナシオナウが先制した。ところが77分、食い下がるアトレチコ・ミネイロに幸運が訪れた。相手ゴール前でのルーズボールが水を含んだ芝で突如止まると、近くにいた途中出場のMFホドリーゴ・ファーブリが思いきり蹴り込んで同点とした。試合はそのまま 1-1 で勝ち点を分け合う結果に終わった。 アトレチコ・ミネイロは、ここ数試合では調子を上げている。FWマルケス、FWウェズレイと元名古屋グランパスの選手を中心にして、チームが統率されてきたのが大きな要因だ。この日は首位インテルナシオナウを相手に劣勢を強いられ、さらには豪雨と悪い条件が重なったが、それでも負けずに勝ち点１を拾い上げた。しかし依然、19位と降格圏内に留まっていることを考えれば、勝ち点３が欲しかったところであろう。 インテルナシオナウは、名将ムリシ・ハマーリョの元、攻守ともに質の高さに優れ、混戦のリーグで首位を走っている。ここ数試合はFWフェルナンドンを欠いているものの、堅実な試合運びで確実に勝ってきた。この日もまた同様に勝利を計算していたわけだが、その計算を狂わせたのはミネイロンに降り注いだ大量の雨だった。ピッチコンディションさえよければ免れていたはずの失点で、勝利を取りこぼしたインテルナシオナウ。ここで勝ち点３を獲得して一気に首位独走といきたかったであろう彼らにとって、ベロ・オリゾンチの豪雨はあまりにも理不尽なものだった。 その他の試合では、FWニウマールとFWテベスのアベック・ゴールで快勝したコリンチャンスが２位をキープ。MFカイオの２ゴールでバスコを完封したコリチーバは13位に浮上した。また最下位パイサンドゥを下したサンパウロは、勝ち点を40に伸ばして上位争いにまた一歩近づいてきた。上位、中段、下位ともに今年のブラジル全国選手権は、ダンゴ状態になっている。 写真； 激しい大雨にさらされながら懸命にボールを追うFWハファエウ・ソービス ( インテルナシオナウ ) 。
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