Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜 名門の完全復活をここに証明! ゼ・ホベルトの活躍でボタフォゴ快勝。
第26節 ボタフォゴ 3-1 ゴイアス
ブラジル全国選手権は、9月17〜18日に第26節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・ルッソ・ブラジレイロで行われた ボタフォゴ×ゴイアス は、MFゼ・ホベルトの2ゴールなどで逆転に成功したボタフォゴが、勝ち点を40に伸ばした。 試合は、好調な両者がともに攻め合う白熱の好ゲームになった。開始早々の2分、MFホドリーゴ・タバタのスルーパスに抜け出したMFジャジウソンがゴール前に切れ込むと、キーパーを引きつけてラストパスを供給。これをFWソウザが合わせてゴイアスが先制した。序盤連携の悪かったボタフォゴだったが、10分を過ぎた頃から息を吹き返すと、24分にFWギリェルメが倒されてPKを獲得。これをMFハモンが決めて同点とすると、26分にはFWギリェルメのシュートのこぼれ球にMFゼ・ホベルトが反応。ボタフォゴはわずか2分で逆転に成功した。後半にも63分に再びMFゼ・ホベルトのゴールでゴイアスを突き放したボタフォゴが、ハイレベルなゲームを制した。 ボタフォゴは、敏腕ペリクレス・シャムスカ元監督 ( 現大分トリニータ監督 ) の手腕によって低迷から立ち直った。そして彼の離脱後に就任したセルソ・ホッシ監督の元では無敗を維持して、順調に勝ち点を伸ばし続けている。昨年は勝ち点51でなんとか一部残留を決めた彼らも、今季は現時点ですでに勝ち点を40もあげている。実力のある若手が台頭している点も大きいが、FWアレックス・アウベス、MFハモンといったベテラン勢の功労もチームの好調を支える一因になっているのは間違いない。 ゴイアスは、FWソウザ、MFジャジウソン、MFホドリーゴ・タバタら主軸の安定した活躍で首位戦線に上場。一時は首位と勝ち点差1の2位にまでつけた。この日はDFパウロ・バイエル不在の右サイドを相手に攻め込まれてしまったが、チームの成熟度ではインテルナシオナウやフルミネンセとも張り合えるゴイアスが、この敗戦ひとつで沈むとは考えにくい。 その他の試合では、首位フルミネンセがコリチーバと引き分けて3位に転落。代わってアトレチコ・パラナエンセを下したインテルナシオナウが首位に浮上した。またコリンチャンスもフィゲイレンセを下して2位に浮上している。 写真; 63分、トドメとなる3点目をマークしたMFゼ・ホベルト ( ボタフォゴ / 右から2人目 ) 。
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