Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜 ミネイロンに深い失望。大勝したフルミネンセは2位に浮上!
第24節 クルゼイロ 2-6 フルミネンセ
ブラジル全国選手権は、9月7〜8日に第24節が行われた。ベロ・オリゾンチのミネイロンで行われた クルゼイロ×フルミネンセ は、新加入のMFペトコヴィッチが2点をあげるなど、合計6点を奪ったフルミネンセが、クルゼイロを相手に大勝。勝ったフルミネンセは、激動の上位争いで2位に浮上した。
試合は、怒涛のゴールラッシュによる、フルミネンセのワンサイドゲームだった。30分に新加入のMFペトコヴィッチが同点弾を決めると、後半も9分に再びMFペトコヴィッチが逆転となるゴールを決めて、試合をリード。猛攻の止まらないフルミネンセはその後も、DFガブリエウの2得点に加えて、DFベト、さらにはFWトゥッタも決め、計6点と大勝した。クルゼイロは15分にMFケリーが先制点をあげたが、最後まで試合の主導権を握ることができなかった。 クルゼイロにとって、らしからぬ惨敗だった。最終ラインが崩壊して6点を献上。しかも場所はホームのミネイロンだった。83分に5点目を決められると、スタンドからは失望ともとれる大ブーイングが聞こえた。サポーターは大敗を見るためにお金を払ったわけではないのだから、当然の話だ。一方、来季から加入予定のFWアラウージョ ( ガンバ大阪 ) は、日本でゴールを量産中。クルゼイロにとって、誰よりも今すぐ欲しい選手は、アラウージョなのではないか。 フルミネンセは、懸念された中盤が機能し、得点を積み重ねた。とりわけ、この日2列目を張ったMFフェリッピとMFペトコヴィッチの2人が、攻撃をより効果的にさせ、何度もゴール前に飛び出した。なかでもペトコヴィッチは、移籍後初ゴールを含む2得点と活躍した。この元ユーゴスラヴィア代表の技術や経験は、今後もチームに大きな何かを残すことだろう。 その他の試合では、ゴイアスがフィゲイレンセに完敗。昇格組のフォルタレーザがサンカエターノを相手に5点を奪い大勝した。また、首位陥落以降5連敗と泥沼のポンチ・プレッタは、2-2 でなんとか連敗をストップさせた。 写真; 2ゴールと大活躍のMFペトコヴィッチ ( フルミネンセ ) 。さすが「ピクシー世代」というところを見せつけた。
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