Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜 3点を奪ったサントス、しかしリベルタドーレスの借りは返せず。
第24節 アトレチコ・パラナエンセ 3-3 サントス
ブラジル全国選手権は、9月3〜4日に第24節が行われた。パラナー州クリチーバのアレーナ・ダ・バイシャーダで行われた アトレチコ・パラナエンセ×サントス は、首位サントスがMFヒカルジーニョのハットトリックなどで3点をあげるも勝ちきれず、引き分けた。
試合は、2分にDFジャンカルロス ( アトレチコ・パラナエンセ ) が先制したが、MFヒカルジーニョ ( サントス ) が35分と58分にゴールを決めて逆転。69分に同点とされたサントスだったが、ヒカルジーニョが80分にフリーキックのこぼれ球を豪快に決めてハットトリックを達成。これでサントスの勝利を誰もが確信した。だがその3分後、DFホジェーリオ ( サントス ) がMFフェレイラ ( アトレチコ・パラナエンセ ) にPKを献上し、サントスは勝ちきれなかった。 アトレチコ・パラナエンセは、自分たちのサッカーが出来ていなかったものの、かろうじて勝ち点1をもぎとった。リベルタドーレス開催中は国内リーグに目もくれず最下位に甘んじていた彼らも、リベルタドーレスが終わるとブラジレイロンに照準を切り替えた。その結果、勝ち点を着実に積み上げて、サンパウロよりも上の順位につけている。そしてこの日は引き分けただけでなく、FWデニス・マルケスが約半年ぶりの戦列復帰を果たしたことも好材料だ。同チームには、今季優勝の可能性は低いかもしれないが、可能性を信じて上位を目指す。 サントスは、前節でコリンチャンスを抜いて首位に浮上。ディフェンディング・チャンピオンとしての実力が、徐々に成績にも反映されてきたようだ。だが、それもこれも、これまではFWホビーニョの活躍があったからこそ。リーグ終了までの約3ヵ月をどう乗り切っていくかが商店になる。手にしたはずの勝ち点3をみすみすPKで失うこの日のような試合が、仮に続くようだと当然ながら首位安泰とはいかないだろう。
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