サントス、FCポルトからFWクラウジオ・ピッチブウを獲得。

　ネウシーニョ新監督、FWルイゾン、ギリシャ人MFエレニアンと立て続けに補強を行っているサントスが、今度はFCポルトからFWクラウジオ・ピッチブウを獲得した。契約期間は2006年7月までとのこと。バグネール・ラブの獲得を諦めたサントスだが、これで臨戦態勢は整ったと言い切れるのか。

　クラウジオ・ピッチブウは、1982年生まれの23歳。上背こそないが得点力に長け、豊富な運動量で攻撃にアクセントを加えられるのが特徴である。例えるなら、背の低いカカーといったところか。昨年のブラジル全国選手権では、不振で最下位に沈んだ名門グレーミオで一人気を吐いていた姿が記憶に新しいところだ。そのピッチブウは、グレーミオの２部降格に伴いFCポルト ( ポルトガル ) に移籍したが出場機会に恵まれず、アル・イテハド ( サウジアラビア ) にレンタルで出されていた。

　そのクラウジオ・ピッチブウにサントスがラブコールを送り、ピッチブウ本人も快諾したことから、今回の移籍が成立したという。得点力の低下に悩んでいたサントスにとって、彼の加入は連覇への大きな弾みになるだろう。

　写真；　豊富な運動量に加えて得点力にも定評のあるFWクラウジオ・ピッチブウ。写真は、グレーミオでプレイしていた昨年の様子。