Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜 負けても威厳はそのままに… セロ・ポルテーニョが勝ち抜け。
パラグアイ・グループ 2nd.Leg セロ・ポルテーニョ 1-2 ( PK; 4-3 ) グアラニー
コッパ・スダメリカーナは、8月23日にコロンビア、パラグアイ、ウルグアイの3ヶ国で計3試合が行われた。パラグアイの首都アスンシオンのエスターディオ・で行われた セロ・ポルテーニョ×グアラニー は、グアラニーが勝利したが、2試合合計 2-2 となったためPK戦に突入。これを 4-3 で制したセロ・ポルテーニョが勝ち抜けた。 試合は、攻勢に出たグアラニーが23分にMFペドロ・チャベスが左足を振り抜いて先制すると、43分にはPKを獲得。これをMFペドロ・イラーラがきっちり決めて、グアラニーが2試合合計でセロ・ポルテーニョを上回った。後半に入っても、セロ・ポルテーニョに得点の気配は見られず、このままグアラニーの勝ち抜けが決まるかに思われた。しかし、グアラニーがレッドカードで2人を失うと、セロ・ポルテーニョが形勢を逆転。75分にMFフリオ・ドス・サントスが1点を返した。だが、得点はそのまま動かす 2-1 でグアラニーが勝利。PK戦にもつれこんだ試合は、4-3 でセロ・ポルテーニョが制し、かろうじて勝ち抜けた。 セロ・ポルテーニョは、今季のリベルタドーレスでベスト16で敗退。これを機に、FWサンティアーゴ・サルセードをFC東京に放出したことでチームの危機も囁かれた。しかし、この対戦では 1st.Leg でFWホルヘ・アチュカッロが2ゴールと活躍。サルセードの抜けた穴を感じさせないプレイでチームに活力を与えた。現在開催中の後期リーグとの並行は難しいかもしれないが、スダメリカーナではそれ相応の結果を残しそうだ。 グアラニーもまた、パラグアイ屈指の名門。一時期は、FW福田健二 ( 現イラプアト / メキシコ ) が所属していたことから、日本人にも知られているクラブチームである。この日は最終ラインを上げてコンパクトなサッカーを展開。相手にスペースを与えない堅実なサッカーをしていた。この試合で完封勝ちをおさめただけに、PK戦での敗退はさぞ悔しいに違いない。 その他の試合では、ウルグアイで行われた ダヌービオ×デフェンソール・スポルティン でデフェンソール・スポルティンが点差を逆転して勝利した。この結果、ウルグアイ&パラグアイ・ラウンドは、セロ・ポルテーニョ×デフェンソール・スポルティン の対戦が決定した。 写真; FWマルシアル・ガライ ( 写真左 ) のマークにつくDFペドロ・ベニテス ( 写真右 ) 。
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