Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜 調子の差は歴然… インテルナシオナウ、無難に勝利。
ブラジル・グループ 1st.Leg インテルナシオナウ 2-1 サンパウロ
コッパ・スダメリカーナは、8月17日にブラジルで4試合が行われた。ヒオ・グランジ・ド・スウ州ポルト・アレグレのエスタジオ・ベイラ・ヒオで行われたブラジル国内の 1st.Leg インテルナシオナウ×サンパウロ は、サンパウロの猛攻をしのいだインテルナシオナウが 2-1 で勝利した。 試合は、序盤こそサンパウロが攻め込んだものの、徐々にインテルナシオナウが自分たちのリズムをつくり、試合をコントロールしていった。35分、MFエウデル・グランジャのミドルシュートがMFジュニオールの足に当たってゴールマウスに吸い込まれ、インテルナシオナウが先制。39分にはMFミネイロ ( サンパウロ ) がMFジョルジ・ワグネール ( インテルナシオナウ ) のマークを振り切ってゴールを決めるも、試合の主導権はインテルナシオナウが握り続けた。58分、FWハファエウ・ソービスに代わって投入されたFWグスターボが、ゴール前でフリーになってシュートを決め 2-1 と再び勝ち越したインテルナシオナウ。その後スコアボードは動かず、インテルナシオナウが初戦を飾った。 インテルナシオナウは、前回のコッパ・スダメリカーナで準決勝まで進むなど、国際舞台で強さを発揮できるチーム。イタリアのインテルナツィオナーレ・ミラノとは違い、決して国際色が豊かな選手層ではないが、母国ブラジルの才能豊かな選手を揃えて数々の試合で勝ってきた。スダメリカーナに手を抜くクラブを尻目に、この日のインテルナシオナウはいつも通りの顔ぶれで登場。堅実に勝利を得た。優れた安定感が魅力の彼らにとって、今のサンパウロは敵ではない。 対するサンパウロは、リベルタドーレスで優勝して以降、勝利に恵まれない状態が続いている。FWルイゾンの移籍に加えて、DFシシーニョにも移籍の噂が飛び交っており、一致団結していたリベルタドーレスの頃の面影は、今のサンパウロには見られない。この日は決して手を抜かず主力級を揃えて戦ったが、にもかかわらず敗れたサンパウロ。リベルタドーレス制覇からわずか1ヶ月にして、地元では早くも「パウロ・アウトゥオーリ監督不要論」が聞かれはじめている。 次節、2nd.Leg は8月31日にサンパウロのモルンビーで行われる。 写真; 58分、勝ち越しを決めたFWグスターボに駆け寄るインテルナシオナウのイレブン。
|