Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜 セレソンに主力を奪われたサントス、カレンダーを恨みながら惜敗。
ブラジル・グループ 1st.Leg フルミネンセ 2-1 サントス
コッパ・スダメリカーナは、8月17日にブラジルで4試合が行われた。リオ・デ・ジャネイロのサン・ジャヌアーリオで行われたブラジル国内の 1st.Leg フルミネンセ×サントス は、攻守の軸が得点をあげて2点を奪ったフルミネンセが、サントスからアドバンテージを奪った。 試合は、序盤は静かな立ち上がりをみせたものの、現存の選手のレベルで上回ったフルミネンセが徐々に試合を支配した。42分、PKを得たフルミネンセはFWトゥッタが冷静に決めて先制。対するサントスも56分にMFエウトンが決めて同点に追いついたが、主導権は依然フルミネンセが握っていた。迎えた56分、DFガブリエウが決勝点をあげてフルミネンセに貴重な1勝をもたらした。 フルミネンセは、FWホマーリオ、FWエジムンド、MFハモンらベテランを放出して若返りを図った。昨年のサントス優勝に貢献したMFプレット・カーザグランジらを初め、有能な若手を獲得するなどの積極的な人事のおかげか、今季は州選手権で優勝し、ブラジル全国選手権でも上位につけている。ネームバリューに依存した昨年から変化を遂げたフルミネンセの底力が発揮されるのは、これからだ。 同じ日にFIFAの国際親善試合が開催されたことから、サントスはセレソンに名を連ねたMFヒカルジーニョ、FWホビーニョを欠いて戦う羽目になった。奇しくも、コンフェデ杯に主力を吸い取られて敗退を喫したリベルタドーレスの二の舞に遭うのではないか。もしこれが現実になろうものなら、サントスはFIFAが作成したカレンダーを恨まずにはいられないだろう。 次節、2nd.Leg は8月31日にサントスのビラ・ベウミーロで行われる。 写真; 42分に先制点をマークしたFWトゥッタ ( フルミネンセ ) 。
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