Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜 名前負けは御法度。テ・ストロンヘス、ボリーバルを下す。
ボリビア・グループ 1st.Leg テ・ストロンヘス 2-1 ボリーバル
コッパ・スダメリカーナは、8月11日にチリとボリビアで1試合ずつが行われた。ボリビアの首都ラ・パスにあるエスターディオ・エルナンド・シーレスで行われたボリビア国内の 1st.Leg テ・ストロンヘス×ボリーバル は、後半で2点を奪ったテ・ストロンヘスが逆転勝利を飾った。 試合は、20分にFWファン・マティアス・フィスチェルの先制弾で試合の主導権を握ったはずのボリーバルだったが、後半になるとテ・ストロンヘスに主導権を握られて防戦一方になってしまった。テ・ストロンヘスは、57分にDFロナルド・グティエレスが同点となるゴールを頭で決めると、78分にはMFパブロ・エスコバルが左足でゴールマウスにボールを蹴りこんで、見事逆転に成功。テ・ストロンヘスが 1st.Leg で貴重な勝利をあげた。 テ・ストロンヘスは、ボリビア国内に多くのサポーターをもつチーム。そんな彼らのクラブ名は The Strongest 。英語では「最強」を意味する。だが、先のリベルタドーレスではグループリーグ敗退に終わるなど、国外に出ると成績は今ひとつだった。名前負けと揶揄されがちな同クラブだが、この日ホームでボリーバルを破ったことにおいては、サポーターも満足したようだ。しかし、差はまだ1点差。名前負けしないためにも、次節での敗退には用心しなければならないだろう。 対するボリーバルは、1点を奪ったが思わぬ敗戦を喫した。ボリビアでは今や敵なしの彼らは、国外のクラブとの試合でもサントスを破るなど、健闘が光っている。そして、昨年のスダメリカーナでは決勝に駒を進めている。ファイナリストの意地に賭けて、次節ボリーバルは本気で勝ちにくるのではないか。 次節 2nd.Leg は、8月25日にラ・パスのエルナンド・シーレスで行われる。 その他、チリで行われた ウニベルシダー・デ・チリ×ウニベルシダー・デ・カトーリカ は、FWマルセーロ・サラスのベンチ入りが叶わなかったウニベルシダー・デ・チリが 1-2 で敗れるという波乱が起こった。 写真; 国内最強のボリーバルを下して笑顔のテ・ストロンヘスの選手たち。
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