|
Copa NISSAN Sudamericana 2005 〜 コッパ・スダメリカーナ 2005 〜 ロサーリオ103年目のクラシコ。両者ともに攻め手を欠き、スコアレスドロー。
アルゼンチン・グループ 1st.Leg ニューウェルス 0-0 ロサーリオ・セントラル
コッパ・スダメリカーナは、8月18日にアルゼンチンとベネズエラで１試合ずつが行われた。アルゼンチンのロサーリオにあるエスターディオ・エル・コロッソで行われたアルゼンチン国内の 1st.Leg ニューウェルス×ロサーリオ・セントラル は、両者ともに決定機少なく引き分けた。 同じロサーリオのクラブ同士の「クラシコ」となった同試合は、４万人もの大観衆が見守る中で行われた。だが、サポーターの気持ちから逃げるかのように、両者とも攻め手を欠き、ゴールを脅かすシーンも少なかった。あたかも、両チームとも攻撃の手を考えていなかったかのようだった。惜しかったシーンは、FWサンティアーゴ・シルバが放ったグラウンダーのシュートぐらいだった。 ニューウェルスは、昨季の前期リーグで優勝した名門。その年から同軍に加入したFWアリエル・オルテガ ( 元アルゼンチン代表 ) を軸に、チームの改革を断行。見事、攻撃力アップに成功した。この成績からスダメリカーナ出場権を得たニューウェルス。この大会で好成績を残せば来年のリベルタドーレスにつながる。さらに宿敵ロサーリオ・セントラルを打ち負かす絶好機でもあるこの対戦カード。次節は是非勝ちたいところである。 対するロサーリオ・セントラルは、昨季の前後期をどちらも勝ち点30以上と、安定した力を発揮してスダメリカーナ出場を果たした名門。MFパウロ・フェラーリやMFアンドレス・ディアスらを中心にした攻撃的なサッカーが魅力のチームで、新加入のFWパブロ・ビッティーらがチームに溶け込めばさらなる飛躍も充分にありえそうだ。この日は、後半こそボール支配率で上回ったが得点を奪うには至らなかった。次節はホームですっきり勝ちにいきたいと思っているだろう。 次節 2nd.Leg は、8月25日にロサーリオのエル・ジガンテ・デ・アロジットで行われる。 その他、ベネズエラで行われた トルヒジャーノス×ミネーロス・デ・グアジャーナ は、FWジェシー・サパータの２ゴールなどで、トルヒジャーノスが初戦を飾った。 写真； 後半、MFアリエル・サパータ ( ニューウェルス ) の悪質なファウルをきっかけに乱闘になりかけた場面。ロサーリオ・セントラルはGKファン・オヘーダ ( 右から２人目 ) も輪に加わった。
| ||||||||||||||||||||||||||||||
