Recopa Sudamericana 2005 〜レコッパ・スダメリカーナ 2005〜 序盤に畳みかけたボカ、手を抜かず手堅く先勝。
1st.Leg ボカ・ジュニオールス 3-1 オンセ・カルダス
欧州で行われる UEFAスーパーカップ と同様の位置づけをおく大会として南米で開催されている、前年のリベルタドーレス覇者とスダメリカーナ覇者とが対戦する2005年のレコッパ・スダメリカーナは、8月24日に 1st.Leg が行われた。ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ボカ・ジュニオールス×オンセ・カルダス は、この日前線に入ったFWダニエル・ビロスのゴールなどで3点を奪ったボカが、手堅く先勝した。 試合は、開始早々からボカが怒涛の攻撃を展開。2分、FWダニエル・ビロスの折り返しにMFセバスティアン・バタグリアが先制ゴールをマークすると、9分にMFネリ・カルドーソが追加点をあげると、17分にはFWダニエル・ビロスが3点目を決め、開始から17分で 3-0 とボカの一方的な展開になった。オンセ・カルダスも、MFアルヌフロ・バレンティエーラのパスに合わせてFWマウリッシオ・カシエーラが41分に1点を返したが、反撃もここまで。後半は両者とも得点を奪うことなく、3-1 でボカが先勝した。 ボカ・ジュニオールスは、昨年のスダメリカーナ王者。昨年のリベルタドーレスでは決勝で涙を呑む結果を強いられたが、スダメリカーナではFWテベスらを擁し、国内リーグそっちのけで同大会に臨み、そして優勝を果たした。今季はテベスだけでなく、MFラウール・カシーニなど主力放出が相次いでいるだけに、形勢不利も予想されたが難なく勝利を飾った。2点のアドバンテージは非常に大きな意味がある。 対するオンセ・カルダスは、昨年のリベルタドーレス王者。GKファン・カルロス・エナオはサントスに放出したが、MFバレンティエーラ、MFエルキン・ソトらその他の主力は移籍させずに今季に突入。ウニオン・マラカイーボからDFレオネル・ビエルマを獲得するなど補強も順調に行われたかに見えた。しかし、国内リーグの決勝リーグで最下位に沈むなど、思うような結果を出せていないオンセ・カルダス。次節を 3-0 以上の一方的なスコアで勝たない限り、優勝は勝ち取れない。莫大な賞金も支給される以上、オンセ・カルダスにとっても次節は負けられない。 次節、2nd.Leg はコロンビアのマニサーレスで行われる。 写真; 17分、ダメ押しの3点目を決めたFWダニエル・ビロス ( ボカ ) 。
|