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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

最終ラインを手堅く補強。21歳の若手DFウェスクレイを獲得。
MSI のコリンチャンス大改造計画 第10弾

 現在ブラジル全国選手権で首位を快走しているコリンチャンスのメイン・スポンサー MSI が、マッカビ・ハイファ ( イスラエル ) からDFウェスクレイ ( 元U-20ブラジル代表 ) を獲得した。

 ウェスクレイは、現在21歳。18歳にしてリオ・デ・ジャネイロの名門バスコ・ダ・ガマに加入すると、昨年はブラジル全国選手権でもトップリーグで出場を果たすなど、活躍が光った。だが、バスコ以上に出場機会が多かったのは U-17 や U-20 のブラジル代表だった。代表ユースでの活躍が認められて、マッカビ・ハイファ ( イスラエル ) へと移籍したウェスクレイ。MSI は兼ねてから彼を狙っていたそうだ。

 そんなウェスクレイの獲得を強く推したのは、MSI の幹部ではなく現コリンチャンス監督のマルシオ・ビッテンコウルチ氏だったという。同氏は U-20 南米選手権などでウェスクレイのプレーを見ては褒めちぎるなど、たいそう気に入っていたとのこと。長身を生かし、センターバックとしてそつなく己の仕事をこなす職人気質が、ビッテンコウルチ好みなのだそうだ。マンマークにも強く、去りしDFアンデルソンを彷彿とさせるものを、ウェスクレイに感じたビッテンコウルチ監督。今のコリンチャンスを率いる無名の知将の推薦が、今回の移籍を実現にまでこぎつけたのであった。

 ウェスクレイ自身もビッテンコウルチ監督には信頼を置いているらしく 「 私がバスコにいたとき、当時コーチだったビッテンコウルチ氏から様々なことを学んだ。今の私があるのも、彼のおかげだよ 」 と語っている。

 マッカビ・ハイファとの契約を2007年まで結んでいたウェスクレイを獲得するにあたり、MSI は違約金約2年半分を支払うことで合意に至っているらしく、残すは本人のフィジカルチェックのみである。
 マルシオ・ビッテンコウルチ監督が描く、DFアンデルソンの後釜になりうるのか…、彼の加入によって守備が今以上に安定すれば、コリンチャンスは優勝の最有力候補に浮上するのではないだろうか。

 写真; ブラジル代表ユースでの活躍が高い評価を受けているDFウェスクレイ。

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