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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

超ビッグクラブとの契約に合意。 カフーの後継者に、シシーニョ内定。
シシーニョ、2006年1月からイタリアの強豪ACミランの一員になる。

 先のコンフェデレーションズ・カップで素晴らしい活躍をみせたDFシシーニョ ( ブラジル代表 ) が年明けにもACミランへと移籍することが、イタリアの大手サッカーWEBサイト「カルチョ・メルカート」によって報じられた。

 シシーニョは、1980年生まれの25歳。持ち前のスピードと、独特のフェイントを織り交ぜたドリブル、そして積極的なシュートが魅力の右サイドバックである。アトレチコ・ミネイロで頭角を現すと、サンパウロではグスターボ・ネーリ ( 現コリンチャンス ) の移籍後、右サイドの核となり攻守に大活躍。今年は州選手権にリベルタドーレスにと、チームの優勝に多大な貢献を果たしてきた。
 クラブでの活躍もあって、パヘイラ ( ブラジル代表監督 ) の目に留まったシシーニョは、先のコンフェデレーションズ・カップでもその非凡な才能の片鱗を垣間見せる素晴らしいプレイを披露。一躍その名を世界中に知らしめた。

 そんなシシーニョの獲得に動いたのが、イタリアの強豪ACミランだった。セレソン不動のラテラウ・ジレート ( ポルトガル語で右サイドバックの意 ) であるDFカフーが、35歳と最盛期を過ぎていることから、カフーの後釜となれる選手を探していたミランにとって、シシーニョは喉から手が出るほど欲しい選手だったのであった。また、カフー自身が「私の後継者にふさわしいのは、サンパウロのシシーニョだ」と発言したことも、ミランを動かした一因とする見方もある。

 シシーニョには、他にもベティス ( スペイン ) を初め、フィオレンティーナ、リボルノ ( 以上イタリア ) など複数のクラブが興味を示していたが、財力で上回るミランが約 1,500万ドル ( 日本円にして約 16億8,000万円 ) を提示して、サンパウロと契約を交わすことに成功したのであった。
 12月に日本で開催される世界クラブ選手権を控えているサンパウロが「シシーニョを年内に放出するつもりはない」と断言していたため、シシーニョは今月でなく、年明けに移籍することになったようだ。

 かくして、超ビッグクラブであるACミランから“内定”をもらったシシーニョ。彼の才能がヨーロッパで光り輝く舞台が、ついに整った。

 写真; 「カフーの後釜に最適な選手」と評価もうなぎのぼりのDFシシーニョ ( サンパウロ ) 。写真は、今年のサンパウロ州選手権第2節でゴールをあげたときの様子。

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