Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜 もう誰にも止められない無敗記録。パウメイラス、これで10戦無敗!
第22節 パウメイラス 2-1 サンカエターノ
ブラジル全国選手権は、8月24〜25日に第22節が行われた。サンパウロのパカエンブーで行われた「クラシコ・パウリスタ」 パウメイラス×サンカエターノ は、イエローカード8枚が飛び交う荒れた試合を制したパウメイラスが、連続無敗記録を10に伸ばした。 試合は、序盤から両者が削りあう激闘となったが、前半ゴールを匂わせたのは、8分に放ったMFマルシーニョのシュートだけだった。試合が動いたのは後半。途中出場のFWクラウジオが右サイドで立て続けに2人をかわすと、ゴール前にクロスを供給。これにMFマルシーニョが合わせたが、シュートはキーパーに弾き返される。しかし、そのルーズボールを拾ったパウメイラスは、左からオーバーラップでゴール前に突進してきたDFミカエウが、MFペドリーニョからのパスをゴールネットに突き刺した。ピッチを広く使った鮮やかな攻撃だった。 54分に待望の先制点をマークしたパウメイラスは、その勢いをそのままに62分にもカウンターからFWワシントンがフリーでゴールに流し込んで追加点を決めた。82分に1点を返されたパウメイラスだったが、試合は 2-1 でパウメイラスが制した。 パウメイラスは、この勝利でエメルソン・レオン就任後の連続無敗記録を10と、2ケタの大台に乗せた。MFジュニーニョ・パウリスタの離脱で攻撃を不安視する声もあったが、この日はチームの結束力で相手を上回っていた。この無敗記録もいつかは潰える日が訪れると思われるが、それまでにリベルタドーレス出場圏内にまで浮上できれば御の字であろう。 サンカエターノは、頼みの2トップがこの日は相手の徹底マークに苦しみ、まったくいいところをつくれなかった。安定感に定評のある彼らは、たとえこの日のクラシコで敗れたとしても、ポンチ・プレッタのように調子を崩すことはないだろう。しかし、現在の順位が非常に拮抗しているパウメイラスには勝ちたかったに違いない。 写真; 62分に追加点を決めたFWワシントンが、天を指して喜ぶ。
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