Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜 コリンチャンス、アルヘンティーナの活躍でポンチ・プレッタを粉砕!
第20節 ポンチ・プレッタ 3-5 コリンチャンス
ブラジル全国選手権は、8月13〜14日に第20節が行われた。ブラジル北東部ペルナンブッコ州の州都ヘシフェにあるエスタジオ・ドス・アフリートスで行われた ポンチ・プレッタ×コリンチャンス は、アルゼンチン人選手が3点を叩き出す活躍で、コリンチャンスが首位を堅守した。
試合は、激しい点の取り合いになった。14分、DFヒスッチ ( ポンチ・プレッタ ) がペナルティエリア内でFWジョを倒してしまい、コリンチャンスにPKを献上。これをFWテベスが決めてコリンチャンスが先制した。ポンチ・プレッタも30分にDFガレアーノの攻め上がりから、ゴール前でフリーになっていたFWカエーが蹴りこみ同点に追いついた。だが、後半の開始わずか4分で、MFホージェル ( コリンチャンス ) が立て続けに2点をあげ、試合を掌握することに成功。その後もFWテベス、DFドミンゲスがゴールを決め、計5点をマークしたコリンチャンスが、首位にふさわしい勝ち方でポンチ・プレッタに土をつけた。 ポンチ・プレッタは、ついに4連敗。第16節までの勢いは完全に消え失せている。この日は3点を奪うなど攻撃陣にはわずかな望みを感じたが、いかんせん守備が崩壊しているのが悲しい。監督 ( バドン ) の離脱がここまでチームに悪影響を及ぼすなど、いったい誰が想像しただろうか。これ以上の連敗を阻止するためには何らかの対策が必要であり、それは一刻を争うものである。 一方、コリンチャンスは、前節の試合中に右足を痛めたMFハビエル・マスチェラーノ ( アルゼンチン代表 ) が戦列を離れてしまった。ここ数試合の好調を支えていたのはMFマスチェラーノであり、彼を欠いたことによる戦力ダウンは必至と思われた。しかし、そのマスチェラーノ不在でも勝ち点3を得たコリンチャンス。FWテベスの2ゴールにDFドミンゲスの1ゴールと、この日活躍したのもまた、アルゼンチン人だった。今のコリンチャンスは、アルヘンティーナの存在を抜きにしては語れない。 その他の試合では、2位につけていたフルミネンセが完敗。代わって位にはゴイアスが上がってきた。調子を取り戻しつつあったアトレチコ・パラナエンセは、最下位パイサンドゥに惜敗。勢いに乗りたかったクルゼイロもまた、パラナーに惜敗を喫した。一方、ゴイアスに敗れたフラメンゴは降格圏内に逆戻り。バスコにも敗れたアトレチコ・ミネイロは最下位に転落した。数試合勝利から見放されていた南米王者サンパウロは、ようやく勝利にこぎつけた。 写真; 74分、トドメとなる5点目を決めたDFセバスティアン・ドミンゲスが、ポーズを決める。
|