Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜 アレックス・アウベス、後半ロスタイムにチームを救う同点弾。
第20節 ボタフォゴ 3-3 サントス
ブラジル全国選手権は、8月13〜14日に第20節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・ルッソ・ブラジレイロで行われた ボタフォゴ×サントス は、後半ロスタイムにPKで同点に追いついたボタフォゴが、敗色濃厚だった試合で勝ち点1をもぎとった。
試合は、一進一退の好ゲームになった。序盤は静かな立ち上がりをみせたが、32分にFWアレックス・アウベスのゴールでボタフォゴが先制。しかしその3分後に、FWホビーニョのドリブル突破から最後はFWジエーゴが決めて同点としたサントスは、前半ロスタイムにMFヒカルジーニョのPKで勝ち越しに成功。後半は一人少ないボタフォゴをサントスが圧倒する形で試合が進んだ。。 ボタフォゴは、前半ロスタイムにDFシェイジが2枚目のイエローカードで退場となり、後半の45分を10人で戦わざるをえなかった。これが尾を引いてしまい、最後まで試合の主導権を握ることはできなかった。しかし、それでも負けなかったことは評価できるだろう。敏腕ペリクレス・シャムスカの元、新加入のFWアレックス・アウベスを軸にした攻撃には力強ささえ感じられる。昨年は降格の危機に直面した名門も、今年はかつての強さを取り戻している。 サントスは低迷こそしていないが、依然FWホビーニョ頼みの感は否めず、断じて褒められたものではない。DFレオやFWデイビッジの代役となりうる選手も依然固定できておらず、チームは早急な対処を迫られている。ホビーニョ離脱後の戦力ダウンが必至である以上、今月中にチームとしての形をつくっておかなければならないのは明白である。そして、この日のような「勝てたはずの試合」で引き分けるようなことが続くようだと、ブラジレイロンの連覇も厳しくなる。
写真右上; 後半ロスタイムに値千金の同点弾をPKで決めたFWアレックス・アウベス ( ボタフォゴ ) 。
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