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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

不敗神話は永遠に。パウメイラス、レオン就任後7戦無敗。
第19節 パウメイラス 2-1 ポンチ・プレッタ

 ブラジル全国選手権は、8月10〜11日に第19節が行われた。サンパウロのパレストラ・イタリアで行われた「クラシコ・パウリスタ」 パウメイラス×ポンチ・プレッタ は、2-1 でパウメイラスが勝利をおさめた。

 試合は、ホームのパウメイラスが終始試合をリードした。序盤からボールを効果的にまわしていたパウメイラスは33分、DFコヘーアからのパスを受けたFWジオイーノが、ペナルティエリア内でDFガレアーノ ( ポンチ・プレッタ ) に倒された。主審はPKを指示し、これをMFマルシーニョがきっちり決めてパウメイラスが先制した。78分には、マルシーニョが個人技で相手を翻弄し、ゴール前にパスを供給すると、それをFWジオイーノが決めて、2点のリードを奪ったパウメイラス。ポンチ・プレッタは81分にFWカエーが一矢を報いるが、反撃もここまで。パウメイラスが勝ち点3を積み上げた。

 エメルソン・レオン監督の就任後4勝3分と依然無敗のパウメイラスは、この日の勝利でついに首位との勝ち点差を7にまで縮めることに成功。一時は首位との勝ち点差が20と大きく離されていたことを考えれば、ここ3週間のパウメイラスは、ブラジレイロン最強と称しても過言ではない。FWジオイーノは試合終了後「ポンチ・プレッタに勝てたことは非常に大きい。現在上位にあるチームはどれも実力者揃いだが、彼もいつかは調子を崩すときがくる。そのとき、我々にもチャンスが訪れるだろう」とコメント。この発言からも、現在のパウメイラスの好調さをうかがい知ることができる。

 一方、敗れたポンチ・プレッタには不協和音が生まれ始めている。バドン前監督の離脱後、明らかにチームは一体感を失い、第17節でフラメンゴに敗れて以降、引き分けることもできなくなっている。この日の敗戦で3連敗と、一時の勢いを完全に失ってしまったポンチ・プレッタ。下がり続けるボルテージを、どうにかして食い止めなければならないだろう。

 その他の試合では、FWホビーニョの先制弾を守りきれなかったサントスが、格下ブラジリエンセと引き分けた。3位パラナーもフラメンゴと引き分け。代わって、MFホドリーゴ・タバタ ( 日系V世 ) の鮮やかな直接フリーキックでジュベントゥージを下したゴイアスが、3位に浮上した。また、ボタフォゴから4点を奪ったクルゼイロも、依然好調を維持している。
 シーズンはまだ折り返し地点にも達していないが、ここにきてブラジル全国選手権は、勝ち点差4の中に上位10チームがひしめきあう大混戦の様相を呈してきた。

 写真; 35分、PKを決めてチームに先制点をもたらしたMFマルシーニョ ( 11番 ) と、彼に駆け寄って喜ぶFWジオイーノ ( 9番 ) らパウメイラスのイレブン。


ブラジル全国選手権 2005 第19節 (10/8/2005)
パウメイラス 2-1 ポンチ・プレッタ
セルジオ GK ラウロ
コヘーア
ダニエウ
ガマーラ
ファビアーノ
DF リスッチ
ガレアーノ
ハファエウ・サントス
ブルーノ
マルシーニョ・ゲレイロ
ヘイナウド
( ホージェル )
ジュニーニョ・パウリスタ
マルシーニョ
MF アンジェロ
エベルトン
カルリーニョス
( イラン )
ダニーロ
( ルシアーノ・サントス )
ワルレイ
( ワシントン )
ジオイーノ
( バイアーノ )
FW エバンドロ
( イザイーアス )
カエー
マルシーニョ 35
ジオイーノ 78
ゴール 81 カエー
ジュニーニョ・パウリスタ
マルシーニョ・ゲレイロ
コヘーア
イエロー
カード
カルリーニョス
イザイーアス
主審; ホドリーゴ・マルチン・シントラ
スタジアム; パレストラ・イタリア ( サンパウロ )
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